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先日新たに完全ワイヤレスイヤホンを導入しました。今回はGoogleのPixel Buds Proです。
本日はそんなGoogleのイヤホンのファーストインプレッションのお話です。また今回所有してるANKER Liberty 3 Proとの比較をしてみたいと思います。
Contents
- 1 導入の経緯。
- 2 かかった費用。
- 3 比較。
- 4 Pixel Buds Proのいいところ、悪いところ。
- 5 しばらくメインイヤホンとして使ってみる。
- 6 まとめ。
導入の経緯。
導入の経緯は先日導入したPixel7についていた21,000円分のGoogleストアクレジットの使い道が全くなかったから。
Pixelの本革スマホケース(財布で使ってるベルロイ製)を6,800円で買おうとも考えたけど、いつでも買えるかな?と思って結局やめる。
Pixel Tabletは来年2023年発売予定で、価格や性能面がiPad ProやfireHDと比べてどうかが現時点でわかりません。
他にもアプリ、Google Nestとかカメラなんかあるけど、(高額な上Echo Showを持ってるため)そこまでいらないと判断して結局消去法でワイヤレスイヤホンのPixel Budsが残るだけです。
Pixel BudsはノーマルのA-Series(11,900円)とノイズキャンセリング機能とマルチポイントがついたPro(23,800円)の2種類があります。
最終的に導入したのは価格が倍するProです。やっぱりノイズキャンセリングとマルチポイントは欲しい。
かかった費用。
かかった費用は以下の通りです。
内訳 | 金額 |
Pixel Buds Pro | 23,800 |
割引15% | -3,570 |
ストアクレジット | -21,000 |
合計 | -770 |
最終的に770円のストアクレジットが余る計算となりました。つまり実質無料。
割引15%もPixel7に付属していた割引券で、11月30日まで使えるものだったので活用。これをベルロイの本革ケースを買ってもよかったんですが、Spigenの透明カバーを買った上に現場に持っていくのでこれでいいやと思ってる。
ちなみに、今回購入した時にもpovoの30日間無料券と15%割引券がついてきました。左上のは同時に購入したカバー。
比較。
ここからはPixel Buds Pro、Liberty 3 Pro、AirPods Pro、WF-1000XM4との比較をまとめました。
Pixel Buds Pro | Liberty 3 Pro | AirPods Pro | WF-1000 XM4 | |
メーカー | ANKER | アップル | ソニー | |
価格 | 23,800 | 17,800 | 39,800 | 33,000 |
ノイズキャンセリング | ◎ | ◎ | ◎◎ | ◎◎ |
外音取り込みモード | ◎ | ◎ | ◎◎ | ◎ |
立体音響 | ◎◎ | ◎ | ◎◎ | ◎◎ |
Bluetooth | 5.0 | 5.2 | 5.3 | 5.2 |
マルチポイント | ◎ | ◎ | ◎ | ◎◎ |
無線充電 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
防水 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
SBC | 11(7)/31(20) | 8(6)/32(24) | 5.5/30 | 12(8)/? |
AAC | 11(7)/31(20) | 8(6)/32(24) | 5.5/30 | 12(8)/? |
aptX | × | × | × | × |
aptX HD | × | × | × | × |
LDAC | × | 4(3)/16(12) | × | 12(8)/? |
- WF-1000XM4のマルチポイント(LDAC併用可)は今冬アップデート予定。
- Pixel Buds Proの立体音響は将来アップデート予定。
- AirPods Proのマルチポイントはアップル製品間。
ここまでくるとあまり差がないように思えますが、ノイズキャンセリングや外音取り込みモードだけを見るとAirPods proの方が優秀と言われているそうです。(試してない)ただし、価格がそれなりにするのが欠点。
逆にLiberty 3 proはそこまでいらないけど安く抑えたいのであればあってもいいというものでしょう。ただしプロのミュージシャンによるエフェクトがいらない場合は14,990円で売られているLiberty 4でもいいと思います。ただ、価格差は3,000円。
WF-1000XM4は今までマルチポイントが入っていませんでしたが、今冬のアップデートで対応予定。しかもLDAC併用も可能といいます。
それを踏まえてPixel Buds Proはその中間に位置するかもしれません。
Pixel Buds Proのいいところ、悪いところ。
◎:音質は普通。
音質はLibertyと互角かな?
ソニーのXM4は重低音が響いていたのですが、ANKERのようなドンシャリはある印象。
ただ、わたしにはよくわからない。w
×:エフェクターは少なめ。
エフェクター(イコライザー)は7種類しかなく少なめ。
一方でLiberty 3 Proはプロのミュージシャンが設定したエフェクトも搭載されているので、バラエティに富んだ音に変更することができます。
ちなみに先日発売されたLiberty 4には搭載されていません。
◎:電池持ちは優秀。(イヤホン単体のみ)
電池持ちはソニーのXM4より1時間少なめの11時間(ANC使用時は7時間)と非常に優秀です。(XM4はLDACの時は少なめ。)
Libertyが8時間(6時間)しかないことを考えたら長く使えることができます。長いことイヤホンを使う場合だったらBuds Proの方がいいかもしれません。
とはいえ、電池ケースを含めた使用時間はLibertyが32時間(24時間)なのに対し、31時間(20時間)と少なめなので注意が必要です。
◎:Pixel筆頭にAndroidスマホと簡単にペアリングできる。
条件はAndroid6.0以上ですが、Budsの蓋を開くだけでペアリングの設定表示が自動でできます。まぁ、AirPodsをアップル製品で使うのと同じ機能ですね。
これは非常に便利で、いちいちアプリをダウンロード&立ち上げたりすることもなく、OSの設定でできるのはありがたいことです。
ただ、Pixel7にはPixel Budsアプリが標準装備されていますが、対応するスマホ(今回はXPERIA1)には装備されていないので、ネット接続およびBudsを立ち上げてアプリをダウンロードする必要があります。ダウンロードすればXPERIA1などの他のスマホでも同じことができるようになります。
アプリをダウンロードしなければノイズキャンセリングや外音取り込みモードの切り替えがスマホでできません。
そう考えたらAndroidはいろんなメーカーが出してるから融通が利きやすいということです。
ちなみにアップル製品でも「聴く分は」問題ないけど、設定等はできません。これはAirPodsをAndroidで使うのと同じですね。
×:ノイズキャンセリングはLibery 3 Proの勝ち。
ノイズキャンセリングはLiberty 3 Proの方が優秀かな?
このあたりは甲乙つけ難いところだし、付け方で大幅に変わってくるものだからジャッジに悩んだけど、少しばかりLiberty 3 Proの方に軍配が上がったかも。
Liberty(というかANKERのイヤホン)のノイズキャンセリングを使うとどうしてもホワイトノイズが入ってしまいます。
Buds Proの場合はそのホワイトノイズが大きかった。だから優秀なのはLiberty 3 Proになりました。
とはいえ、ソニーのWF-1000XM4と比べたら弱いですね。AirPods Pro(第2世代)はまだ試していないのでわかりません。
◎:外音取り込みモードはBuds Proの勝ち。
外音取り込みモードはBuds Proの方が優秀です。
Liberty 3 Proの外音取り込みモードはどうしても大きいノイズが走ってしまうため、ノイズキャンセリングが良くてもこっちが悪くなってるんですよね。声もなんか不自然でした。
Buds Proの外音取り込みモードは声や周辺の音はオリジナルに近い感じ。(もちろんAirPods Proの方がいいと言われている)これぐらいならまだ許容範囲といったところでしょう。
◎:マルチポイント対応。(アップデート必要)
Buds ProはLibertyと同様にマルチポイント対応です。
2つのスマホやタブレット、パソコンなどを同時に接続するため、接続したパソコンで作業中に電話がかかってもイヤホンをつけたまま対応することができるのです。
あとはiPhoneやFireHDのような非対応の端末で設定するためにもう一つのAndroid端末で設定を変えることができるので、設定用リモコンみたいな感じで対応も可能。(これはマルチポイントのついたイヤホン共通、Liberty 3 Proも同様に可能)
Buds Proだけでなく近年はマルチポイントを出してくるイヤホンが出てきています。それだけ今後重要な機能であることは間違い無いでしょう。
×:BluetoothエンコードはSBCとAACのみ。
Buds Proは残念ながらAirPods Proと同じくSBCとAACのみの対応になります。
そのためaptX HD(Androidによく見かける)やLDACといった高音質な規格に対応していないので、BTコーデックとして考えたらビミョー。
LDACについてはマルチポイントに基本非対応ですが、パナソニックのEAH-AZ60やソニーのWF-1000XM4は対応しています。(ソニーのは今冬対応予定)まぁ、Buds Proはないので関係ないのですが、Libertyは関係ありますからね。
ちなみに、ANKERも新製品のほとんどにマルチポイントやLDACがついてきますが、LDAC設定時にマルチポイントを使うことはできません。
×:落ちやすい?
付属のイヤーピースをつけて外出したんですが、どうしても耳がゆるゆるで落ちそうでした。
いくらお買い得とはいえ23,800円もするイヤホン。落とした時のショックは大きいです。
もちろんスマホで自動調整をした上での利用です。
そのため、別途別メーカーのイヤーピースを導入してみました。サイズは同じでしたが、付属のものよりかはマシになりましたね。ちなみにJVCケンウッド製のやすいやつ。
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こっちだとシリコンなのか、取れる感じは少し軽減されましたね。
ANKERのLiberty 3 Proの場合も同サイズなら違和感ありましたが、それを上回るイヤーピースが付属していたためそれをつけたら問題なくなりました。
なお、今回の見解はあくまでわたしが取り付けた時の感想ですので、参考程度でお願いします。
×:つけづらい。
落ちやすいのも含めてつけにくいですね。
ソニーのWF-1000XM4ほどではないにしても、つけやすさは所有してるNCやLiberty 3 Proの方が優っていますね。
XM4は音質とかは最強ですが、つけやすさで考えたら全くダメ。実際耳の骨に当たって痛かったので、つけるのに一苦労します。
Buds Proの場合はつけにくいけど耳の骨に当たって痛くなる症状はないので、こちらはこちらで「正しくつける方法」を理解しなければいけないですね。その辺りはANKERの方に軍配が上がりそう。
△:質感はマットなプラスチックなので賛否両論。
質感はマットなプラスチック。
Liberty 3 Proは金属や透明板、ピアノブラックなどふんだんに使われていることから価格に対して質感としてゴージャスな印象を受けます。
またLife A2 NCも少しだけ光沢プラスチックや金属が使われています。
そう考えたらBuds Proの質感はそこまでいいとは言えません。この辺りは賛否ありそうですが・・・
質感やデザインについて語ったブログを以下に載せておきます。
△:タッチの感度は互角。
イヤホンのタッチの感度は互角といった感じ。
Liberty 3 ProやWF-1000XM4は触るだけで反応するため、超敏感でしたが、Buds Proも敏感。
ただ、(標準設定時の)音量調整はスワイプ式になっており、音量調整の時にタップを押すことが増えます。実際シングルタップで再生停止やダブルタップでトラックに進むことになるのが多かったな。
◎:設定は多め。
イヤホンのコマンド設定は他の二種と比べて多めに取られています。
それだけ操作に融通が効くわけです。
Liberty 3 Proはタッチ3回までの左右で6パターン。
Buds Proはタッチが3回とさらにスワイプの2パターンと少なめですが、Liberty 3 Proと比べたらまだ設定はしやすいと感じています。
×:jubeatはNG。
音楽ゲーム、とりわけjubeatアプリを試したのですが、Liberty 3 Pro同様に明らかに遅延が発生しており、プレイに支障を来します。
もちろん、遅延調整すれば問題ないのですが、やはりそのままの設定でプレイしたいよね。
やはり音楽ゲームでは有線接続の方が向いてるのかもしれないですね。
しばらくメインイヤホンとして使ってみる。
現在使ってるLiberty 3 Proからメインイヤホンとして使ってみようと思います。
質感は劣りますが、それ以外では上回ることが多いので、場合によってはこっちに変更してLibertyは自宅やサブイヤホンとして機能していくかもしれません。
まとめ。
まとめです。
今回Pixel7導入時についてたストアクレジットと割引券を使って実質無料でPixel Buds Proを購入しました。
Google Pixel Buds Pro | ANKER Soundcore Liberty 3 Pro | SONY WF-1000XM4 | |
ノイズキャンセリング | △ | ○ | ◎ |
外音取り込みモード | ○ | × | ○ |
音質 | ○ | ○ | ◎ |
つけ心地 | △ | ◎ | × |
タッチ感度 | △ | △ | △ |
操作の設定 | ◎ | ○ | × |
エフェクト | × | ◎ | △ |
結論から言えば外音取り込みモードは価格相応で優秀でした。しかしノイズキャンセリングは少し劣る感じがしました。
あと、つけ心地もそんなに良くなく、耳から落としそうで怖くなりました。この辺りはLiberty 3 Proの方が優秀です。
ANKERのイヤホンの外音取り込みモードは正直ブラッシュアップして欲しいなと改めて感じました。
Pixel Buds ProはAndroid端末に特化しているので、アップル製品をメインで使ってるユーザーはAirPods Proの方がいいと思います。
ですが、AirPods Proにはないマルチポイントがあるので、Android端末との2台持ちにはなりますが、iPhoneでの設定もAndroid端末を介して可能になります。ただ、スマートじゃないんですが・・・
Libertyと比較して、外音取り込みモードが必要な方はBuds Proの方が絶対にいいです。EQ、質感やLDACを取るのであればLibertyの方がいいかな?と思いました。
しばらくメインイヤホンとして使ってみて、気づいたことがあればまたレポートします。
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