【鉄道】JR松山駅リニューアルについて。【高架化は四半世紀もかかってる。】

 いつもご覧いただき、ありがとうございます。

 先日、実家に帰ったときにどうしてもJR松山駅に行きたかったので行きました。

 JR松山駅はかねてから再開発が行われており、現在でも工事が進んでいます。本日はJR松山駅に足を運んでみましたので、現在どうなっているのかをご紹介します。

 なお、撮影はちゃんと立ち入りできる範囲での撮影にとどめています。

JR松山駅再開発の目的。

引用元:愛媛県

 JR松山駅(以下、松山駅。他のJR駅も最初を除き「JR」は省略します。)の再開発は20年以上前から計画しており、目的としては以下の通り。

1:国鉄時代からの旧態依然とした構造による東西分裂を解消させる。

敷地外の公道から撮影しています。

 現在の松山駅は2面3線の地上駅です。そして駅の隣には貨物駅と運転所、列車を留置させる広大なスペースがあります。

 このような広い土地を擁する駅は、現在だと高架化や橋上駅化して利便性を良くします。過去に不便を強いられたJR岡山駅やJR広島駅は2006年、2017年にそれぞれ橋上駅になり、人のアクセスが良好になりました。

 同様の構造をしていたJR高知駅も2008年に同じように高架化した際、北口が設置されています。

 松山駅は駅舎が東側にあり、西側の住民が松山駅を利用したり中心街に足を運ぶ際はどうしてもJR線(予讃線)を越えなければならず。さらにいえば松山駅付近の住民は遠回りする必要があります。

 現実、西側は商業施設が少なく住宅街になっています。あってもフライブルグ通り(国道196号線)や松山空港線の県道がある程度です。

 それを解消させるためにJR高知駅のように高架化するわけです。

2:踏切の撤去。

 松山駅を岡山駅や広島駅のように橋上駅にせずに高架駅にするのは前述の通りですが、高架駅にすることによる効果はまだあります。

 それは踏切が撤去できることです。

 仮に岡山駅や広島駅のように橋上駅にした場合、予算は高架にするよりも抑えることはできるでしょうけど、欠点もあります。

  • いちいち2階に登らなければならない。(歩道橋と同じ)
  • 踏切は現状維持。
  • 車道は橋をかけるかアンダーパスを設けるかのどっちか。土地活用がしづらい。

 そう考えたら時間と予算を使ってでも高架駅にする方がいいとも言えます。

 今回の再開発で踏切の撤去と同時に松山空港線のアンダーパスを埋め戻す予定です。

3:駅舎の老朽化。(70年選手)

 松山駅の駅舎は1953年の戦後直後に中心街の外にできた駅舎です。

 そもそも松山の国鉄延伸は昭和時代に入ってからとものすごく遅いので、松山中心街(伊予鉄道本社&松山市駅や大街道商店街などが擁するエリア)に入れなかったと言います。

 話がそれましたが、数回のリフォーム(2000年ごろからは松山の風景に合わせレトロ化)を続けつつ維持してきましたが、さすがに築70年近く経っていることから老朽化も否定できません。

 それ以前に松山駅そのものの老朽化や旧態依然とした構造は観光客からも「しょぼい駅」「時代遅れ」と揶揄されることがあり、完全リニューアルは必須なのです。

 ちなみに、伊予鉄道・松山市駅(以下、市駅)の駅舎との比較は以下の通り。実は伊予鉄道(以下、伊予鉄)の駅ビルも第1期工事(5階まで)から51年経過しています。

JR松山駅伊予鉄松山市駅メモ
事業会社四国旅客鉄道株式会社株式会社伊予鉄グループ
伊予鉄道株式会社
株式会社伊予鉄グループは
伊予鉄道グループの純粋持ち株会社。
1953年9月現駅舎完成この時点で伊予鉄松山駅は
松山市駅になっている。
1971年7月現駅舎完成
いよてつそごう開業
伊予鉄駅ビルの階層は
地下1階地上5階
1982年駅舎を7階に増築
2000年11月駅舎のリニューアル。2000年7月にそごう破綻。
しかしいよてつそごうは倒産を免れる。
2001年10月バスターミナル跡地に
駅ビル増築、9階になる
2001年6月に株式会社伊予鉄百貨店に社名変更。
2002年3月に株式会社伊予鉄高島屋に社名変更。
2020年3月松山運転所と貨物駅を伊予市に移転。JR南伊予駅開業。
伊予鉄含め1986年の内子短絡線開業以来の新駅設置。
2023年度駅舎高架化完了予定。市駅前広場の再開発完了予定。伊予鉄市内電車の駅前電停は
共に駅に近づかせる。
築年71年53年2024年時点で。
2024年度連続立体交差事業完了予定。

具体的に行われていること。

1:貨物駅および運転所を伊予市に移転。(終了)

引用元:愛媛県

 まず最初に行ったことは駅に隣接している貨物駅と運転所を移転しました。

 工事するために用地を確保しなければなりません。そのために列車と貨物を別の場所に移転させなければなりません。これは高知駅と同じ手法です。

 最終的に伊予市のJR北伊予駅とJR横田駅の間に設置することとなり、2020年3月に移転完了しました。同時に新駅「南伊予駅」が設置されました。愛媛県での新駅設置はおよそ30年ぶりとのこと。(平成時代には伊予鉄含め一切設置されなかったのよね)

 その後は松山駅構内に設置されていた線路は全て撤去し、高架工事が行われています。

2:北伊予駅1線追加&市坪駅まで一部複線化。(終了)

 貨物駅と運転所移転と同時に行われていたのが、北伊予駅の1線追加と市坪駅まで一部複線化したことです。

 これは行き違い設備を増強するため。

 愛媛の予讃線は全線単線なので、そのままの状態ではダイヤにも限界が生じます。それを防ぐために一部複線化や1線追加を行ったのです。

 具体的に元々2面2線式だった北伊予駅に1線追加。(事実上の復活)松山環状線から市坪駅までの1.7kmの行き違い線を設置しました。後者は事実上の複線化です。

3:松山駅とその周辺の完全リニューアル。(現在工事中)

 貨物駅、運転所の移転及び行き違い設備の補強を終えてようやく松山駅のリニューアルに取り掛かります。

 2020年ごろから駅構内の線路や運転所の設備を撤去し、そこに新しい松山駅を建設しているのです。まぁ、移転前から駅以外の高架は建設しており、ほぼ完成しています。

 それと同時に周辺エリアの建物も撤去、移転をしています。駅前のバッティングセンターや日本通運の営業センター、全労済のビルなども全て撤去し、別の場所に移転しています。

 北側の建物も最終的に撤去する予定です。

4:伊予鉄道の停留所の移転及び新線設置構想。

 松山駅の隣に伊予鉄の市内電車(路面電車)の停留所である「JR松山駅前(旧・国鉄前)」があります。

 その停留所に行く階段はバリアフリーが不十分で、道後温泉駅や松山市駅前停留所にいく高齢者や不自由な方にとっては非常に不便を強いられています。(環状線行きは横断歩道もあるので少し解消されている)

 そこで伊予鉄、JR、県、市は松山駅のリニューアルと同時に停留所を再び駅前広場に移設する計画を考えました。

引用元:愛媛県

 当初はJR富山駅のように高架下に設置する予定でしたが、駅舎付近に移転することとなりました。

フジグラン松山は株式会社フジの本社所在地も兼ねている。

 富山駅のようになるとフジグラン松山や赤十字病院に向かう路線(伊予鉄では環状線)もスイッチバックが発生してしまいますが、個人的に富山駅のような感じにして欲しかったと感じています。

 そして、市内電車はさらに西に700m延長します。新駅の設置については追求されていませんが、駅の設置はあるかもしれません。

 この延伸は最終的に松山空港へのアクセス線となりますが、現在でも計画中です。伊予鉄、中村時広知事、野志克仁市長は意欲を見せています。

 ちなみに、伊予鉄は市駅前のリニューアルも計画し、同様に広場を作ることとなり、市内電車の停留所は市駅付近に移設予定です。つまり市駅と松山駅前の停留所は両方とも駅側に移転することとなります。

市駅の停留所もいったん横断歩道を渡らなければならないため危険なので、移転することになります。過去に広場にした際の交通動線の調査が行われています。

5:駅周辺の広場やビルの建設。

 伊予鉄以外の駅周辺のリニューアルについて現在わかっていることはバスターミナル(バスタ)を充実させることです。

バスタ松山。(仮)

右側の建物は高速バスのターミナル。伊予鉄のバスターミナルは駅入り口前にある。(写真忘れた)

 四国の交通移動は主に車となっており、高速バスはJRと競合相手となっています。自動車道の整備が進むにつれて高速バスの優位性が高くなり、高くて遅いJRは苦戦しています。(松山高松間ですら同時刻なので、JRは価格をバス料金に合わせないとメリットがありません)だから四国新幹線の構想や実現に向けてJRや自治体は推し進めています。

 しかし、JRもバスの選択肢は重要としており、駅前バスターミナルを充実させるのは大事になります。

 バスターミナルを駅前に作ることにより、災害対応など重要な交通拠点にすることになります。

 現在のバスターミナルは伊予鉄ですら2001年の駅ビル(いよてつ高島屋)の増築に伴い道路に追いやられてる状態となっており、松山駅も簡易的なものがあるだけです。

引用元:松山市

 おまけに先述の通り市駅前に大きな広場を作ることとなるので、バスターミナルはさらに縮小されます。

 そういった事情もあり、伊予鉄やJRのバスターミナルを事実上集約するような形になるのかもしれません。(もちろん伊予鉄のバスターミナルがなくなるわけではない)

 ただし、バスタを名乗るには「国道にある」のが条件らしく、県道沿いの松山駅ではクリアーできません。その後国道に昇格するか定義を変えるかは今後どうなるかわかりませんが、バス交通の拠点を作り、選択肢を広げるのはいいことだと思います。

 これに新幹線や空港アクセス線(どちらも構想あり)があれば最強ですね。

周辺の商業施設。

 駅ビルについては進展はありません。

 ただ、商業施設については過去野志市長は「共倒れになってはいけない」と発言しています。

 理由として考えられるのは地元企業のフジや伊予鉄があるから。

 特にフジ(現在は持株会社で、事業会社はフジ・リテイリング。以下、フジ)は松山駅の近くにフジグラン松山があり、フジにとっても本社であることもあり重要な位置付けです。また、フジグラン松山の隣にエディオン松山本店が長きに渡り営業しています。

フジグラン松山の隣にあるフジの本部ビル。

 フジは現在イオングループに入っており、イオンの子会社であるマックスバリュ西日本(マルナカ)を傘下に収め、フジ本体は事業会社をフジ・リテイリングに承継し持ち株会社になっています。詳しくは以下のリンク先で。

いよてつ高島屋内にあるスカイドーム。

 伊予鉄も駅ビルを持っており、そこに市駅といよてつ高島屋(高島屋本体とは別会社で伊予鉄グループ(伊予鉄の持株会社)の子会社)があり、隣に伊予鉄グループ本社があります。当然駅ビルができるとライバルが増えるので売上にもフジ同様直結します。それに市駅は松山市の中心商業施設に君臨してるからね。

 銀天街や大街道といった商店街も例外でなく、以前と比べたら衰退気味です。とはいえ、高松の丸亀町商店街まで行かないものの、それなりに賑わっています。

 岡山や広島と比較して規模が小さい。だから大型ショッピング施設を誘致すればフジ、伊予鉄といった地元企業や商店街やばいことになりかねないと懸念して野志市長は消極的になってるんでしょうね。個人的にビックカメラほしんだけどね。w

高松市でもゆめタウン高松やイオンモール綾川などの開業で瓦町FLAG(コトデン瓦町ビル)や常磐町商店街、徳島市でもフジグラン北島やゆめタウン徳島、イオンモール徳島の開業でアミコや商店街が衰退しています。どちらも競合店が増えたことによるもの。

 ただ、これは2012年当時のもので、現在どう考えているかは不明です。

四半世紀かかった理由。

8600系特急電車の横にある高架橋が新しい松山駅です。

 現在でも工事が進行していますが、これは「ようやく工事が始まった」ということです。

 実はこの松山駅、とっくの昔に高架化されてなければならなかったものです。つまり大幅に遅れている。

 本来なら国体が行われる2017年までに周辺含めてリニューアルすることになっていました。しかし、完全オープンは駅舎が2023年度、周辺エリアが2024年度予定となっています。

 ここまで遅れてしまったのは「土地交渉が難航したこと」「発掘作業があるから」です。

 一般的に個人の土地を国や都道府県などが買い取る際に権利を譲渡しなければなりません。そうしなければ工事はできないわけです。

 松山駅では街の中で権利者も多くその土地交渉に時間がかかったとされており、延期に延期を重ねてなんと8年延期したことになります。

 また松山は文化の町としても知られていることもあり、遺跡の発掘作業も同時に行われました。周辺の高架設備も建設前に遺跡の発掘調査を行なっています。

 そういうこともあってずるずる延長して四半世紀かかる結果となっています。

現在どうなっているのか?

 前振りが非常に長くなりましたが、2022年5月現在のJR松山駅の様子をご覧ください。

1:駅舎そのものは現在も運用中。

 駅舎は2000年ごろのリフォーム以降ほとんど変わっていません。テナントそのものは2階の駅デパート跡地にダイソーができたり、KIOSK(一部除く)がセブンイレブンに変わったりと変更はあります。

 寂しい話もあり、名物の醤油飯弁当を製造していた鈴木弁当店が2018年に事業停止となり、駅弁が松山駅から消えてしまいました。

 ところが、惜しむ声もありJR四国は子会社を通じて岡山の三好野本店に依頼して駅弁を復活させました。その際にレシピも引き継いでいるとのことです。

この場所に駅弁売り場がありました。

 事業停止前は改札口を出たら駅弁売り場が設置されており、出発前に購入された乗客も多かったといいます。現在はその駅弁売り場も撤去されてしまい、購入は駅構内のKIOSK(セブンイレブンではない)になるみたいです。

伊予灘ものがたり、2000系、8600系が立ち並ぶ構図。

 現在も大人気観光列車である「伊予灘ものがたり」は松山と伊予大洲、八幡浜を結びます。

 今回取材した時にちょうど入線したこともあり、多くの乗客で賑わっていました。パンデミック以降どうなってしまうのかと思いましたが、現在でも9割近くの乗車率を誇るJR四国のドル箱列車に成長しています。

 伊予灘ものがたりについては話が長くなるので割愛します。ちなみに4月にリニューアルされ、快速から特急に格上げしたこともあり、特急料金が追加されます。まぁ、事実上の値上げですね。それでも観光列車として考えたら個室含め超安い。(片道だけやけど)

高徳線で活躍したN2000系も2700系に置き換わる形で松山に移転。

 それと同時に2000系の老朽化で2700系にリニューアルしている特急気動車も愛媛県内ではまだまだ現役。

 さらにその岡山高松方面に向く予讃線2000系の置き換えとして登場している8600系も入線しました。(8600系と伊予灘ものがたりのデザインはJR四国の松岡哲也さんが担当。松岡さんは松山市のご出身です。)

つまり、松山から多度津までは回送を除き旅客車両は全て電車に置き換わっています。

 以前までは四国中を走っていた特急気動車の2000系も現在は松山以南、高知以西しか見ることができません。そう考えるとこの構図は松山の方にとってはレアじゃないかもしれませんが、他の方から見たらレアとも取れてしまいます。瀬戸大橋や岡山には行かないからなぁ・・・

 しばらくはこの構図は続きそうですね・・・

2:留置線が追加されている。

 1番線南側の貨物駅が設置されていた場所に留置線が2線追加されています。これも移転に伴うもの。

 いくら構内が縮小されているとはいえ、普通列車などを停めるスペースは必要です。

 今までは運転所におけばよかったのですが、それがなくなり別のスペースを確保する必要があったから設置したんだと思います。

3:駅南側の施設は完全撤去。

 駅構内の貨物駅はもちろん、先述の通り日本通運の事業所、バッティングセンターやそれについづいする住宅、施設は全て撤去されています。

 今は更地になっていますが、その後工事が行われ、新しい建物が建つと思われます。

4:西側の施設もほぼ撤去完了。

公道から撮影しています。

 西側の施設も2010年中盤には撤去し、一部区画は整備も終わっています。

 運転所も一部を残して他は全て撤去。戦後からずーっとあった設備も全て無くなり更地となっています。運転所の建物も最終的には撤去されます。

5:駅構内以外の高架はほぼ完成。(架線設置はまだ)

公道から撮影しています。

 駅構内以外の高架は現時点で完成しており、一部は線路も取り付けています。

 ただし、電車に使う架線は現在も取り付けていません。

デザインが一部公開。

 先日6月13日、松山市は駅前広場および駅舎西口のデザインを公開しました。

 駅舎は黒を基調としたデザインとなり、斎院地区の長屋門の街並みをイメージした駅舎になるみたいです。

 駅前の大まかなデザインも同時に発表。バスタについてはまだこれからの話だそうです。あと見る限り東口(現在のホームがあるところ)は新幹線の乗り入れを想定したデザインになっているみたいですね。

 駅舎は3階建てで、1階にお店も入れるみたいですね、カレー屋さん(デリー)が入ったらいいですよね。

 駅前広場は建築家の乾久美子さん、駅西口はJR四国の社員(だれかは不明だが、ものがたり列車の松岡哲也さんの可能性は高い)がデザインされているそうです。

 現在はこの案ですが、ここから「お金がない」からといって殺風景な駅舎にしてほしくないですね。

参考リンク:https://www.rnb.co.jp/nnn/news110dutttosju5yjfd5i.html

ようやく取り掛かった松山市の再開発。

 松山市の再開発は実はここ最近盛んで、それまで物凄く停滞していた印象を受けます。

 まぁ、中心地の松山市駅ビル(いよてつ高島屋)は1982年と2001年に増築をおこなっており、きれいにはしているものの、その周辺は外装を変えた程度でそこまで行けていませんでした。(もちろん、その間に老朽化等で建て替えたビルや耐震対策を施したビルはあります)

 しかし、ここへきてようやく目処が立ったのか、松山駅とその周辺(今回の記事です)、松山市駅周辺、松山外環状線(部分開業済)、伊予鉄西ビル(ホテルに建て替え済)、ラブリープラザニチイ周辺の再開発、ラフォーレ原宿松山(現在のアエル松山)など盛んに行われています。

 裏を返せばそれだけ行われていなかったことにもなります。もちろん少しずつリニューアルはしていますが、このように大掛かりな工事はここ近年、10年ぐらいのお話です。

 温泉と文化の街として知られる松山市が、これからどのようにきれいになるのか、そして便利になるのか?それは気になるところですね。

高松市も盛んに行われている。

 一方で香川県の県庁所在地である高松市ですが、こちらも松山市同様に盛んに再開発が行われています。

 特にJR四国の本社があるJR高松駅周辺の再開発(サンポート高松)は、サンポート高松と高松駅、ホテルの開業から20年近くが経ちますが、その間に国の施設やビジネスビル(シンボルタワー)などが開業した程度でした。

 その間、誘致をしているもののなかなか集まらず、さらにいえばシンボルタワーへの移転で中心街の空洞化もあり、賛否両論でした。

 しかし、今後県立体育館、徳島文理大学やホテルが建設され、駅北側のスーパーマーケットも4階建ての駅ビルになる予定です。こちらも2〜3年後に開業予定。

現時点では松山駅同様に中心街から離れているためか、商業施設は少ないとされています。松山駅は近くにフジグラン松山がありますが、高松駅近辺には高松三越があり、どちらも少し歩かなければなりません。中心街の駅ビルもいよてつ高島屋に対し瓦町FLAGがありますが、こちらも他の施設と比較して衰退気味。

 とはいえ、高松琴平電気鉄道(以下、琴電)やフェリーとの接続は不便とまだ課題も多いといいます。せめて琴電との接続はして欲しいのですが、事業は中止になったみたい。

今後どうなるの?

陸橋からの撮影。

 今後は駅のリニューアル及び移転、駅周辺広場の工事及び伊予鉄松山駅前の移転があります。駅のリニューアルしないことには次へ進めないので、あと2年ぐらいはこのような体制になりそうです。

まとめ。

 まとめです。

 現在JR松山駅は四半世紀の悲願で、現在でも工事が行われています。

 今後、駅舎のデザイン含め周辺エリアの再開発も本格的に工事や計画が公開されることでしょう。少なくともショッボイ駅にして欲しくないのは本音です。

 完全なリニューアルはまだ4年かかりますが、駅だけだと2年なので楽しみですね。これで交通渋滞の解消や周辺の充実ができればいいですよね。

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


PAGE TOP