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先日トヨタ自動車がヤリス、ヤリスクロス、GRヤリスの改良および新型モデルを発売および発表しました。
ヤリスシリーズはトヨタの主力商品ですが、ここで気になったのがどれが欲しいか、どれが人気ありそうなのか?と言うことです。本日はそんなお話し。
Contents
結論。
先日、XでのVOTEを使った結果、やはり装備が充実してコスパのいいヤリスクロスが欲しいと思うユーザーが大半でした。今回の改良でもアームレストが備わるそうです。
そしてGRヤリスも(変態)縦サイドブレーキが話題になったのか、3分の1の票を獲得しています。個人的にこのサイドブレーキだったら欲しいなぁと思います。(ただし、装備できるのはRSグレードのみ)
ヤリスはなんと1割も満たされないと言うことがわかりました。せっかくMT用のホイールやZグレードでようやく合皮シートが標準設定されたと言うのに、存在感が全くありません。
今回の変更点。
ほとんどのところで書かれているので簡潔に。
ヤリス&ヤリスクロス共通。
- HDMI端子標準装備。(一部グレードはなし)
- USB-C端子を2つ装備。(ヤリスはUSB-Aが一つ、ヤリスクロスはUSB-AとUSB-Cが装備されていた)
- Toyota Safety Senseをパワーアップ。
- メーター部がTFT7インチ液晶。(ヤリスX/U除く)
- コネクテッドナビは5年標準、Xはナビレディパッケージの設定。
- 新カラーのマッシブグレー。
- ヤリスZ、ヤリスクロスZ/Gの加飾をガンメタリック仕様。
- KINTO専用Uグレードの設定。
ヤリスのみ。
- ラジエーターグリルの変更。
- Zグレードに合皮シート標準設定。
ヤリスクロスのみ。
- アッパーグリルのパターンの変更。
- アームレストの標準装備。(X/U除く)
GRヤリス。
- リアランプの改良。
- トランスミッションはiMT、CVTに加え、8速AT(GR-DAT)が追加。
- モニターなどの方角を運転席方面に向ける。
- 縦引きサイドブレーキ。(RSのみ)
やはり話題になりまくったのはGRヤリスで、縦引きサイドブレーキと言う超変態仕様(褒め言葉)ができるようになるそうです。
他にもドライバーズファーストと呼べる仕様への変更、トランスミッションの追加など大幅なパワーアップを施しているそうです。
一方でヤリスとヤリスクロスは地味な改良にとどめており、ヤリスはようやく合皮シート、ヤリスクロスはアームレストが標準設定されるようになっています。
ただ、それでもヤリスクロスの人気や欲しいと思うユーザーは多くおり、逆にヤリスはそんなに欲しいと思うユーザーが多くないのが今回のVOTEでわかっています。
個人的に思ったこと。
個人的に今回の改良で思ったことはUSB端子が共通化されたこと、HDMI端子が標準装備されたこととディスプレイオーディオのモニターのボタンがスッキリしたことですね。
HDMI端子はグレードによって装備されていませんが、今までCDやDVDが装着できた代わりにHDMI端子を導入することによってモニターでビデオやyoutubeなどを見ることが可能となります。
USB端子はヤリスとGRヤリスがUSB-A1発、ヤリスクロスがUSB-AとUSB-Cがそれぞれ1発で、USB-Cが充電専用となっていましたが、今回の改良でUSB-C2発になりました。やはりヤリスも必要でしょう。
ただし、USB-Cケーブルが必要となってくるので、USB-Aだけのユーザーは注意が必要。
ディスプレイオーディオはモニター横にあったボタンが廃されたそうです。これによってタッチパネルでの制御が基本となります。
とはいえ、やはりボタンはあった方がいいかな?
アクアでも10.5インチモニターはタッチパネルでエアコンの強さを調整すると言う不便なところがあるので、やはりボタンのほうが便利いいですね。
また、メーターの7インチも見る感じ見にくい印象は受けるかな?
なぜヤリスは人気ないのか?
ヤリスシリーズで群を抜いて「欲しいと思わない」「人気がない」っぽいノーマルのヤリスですが、なぜ人気がないと言えるのでしょうか?
結論から言えば「中途半端」。器用貧乏ではない文字通りの「中途半端」。
ユーティリティに非常に優れたヤリスクロスと走りに特化したGRヤリスがあるために宙ぶらりんな状態になってしまってる感が拭えません。
また、(器用貧乏な)ホンダのフィット、日産のノート、トヨタのアクア、スズキのスイフト、マツダのマツダ2と比べても価格に対して質感やら装備やらも負けていると言う声も散々上がっています。特に共食いであるアクアと比べてヤリスハイブリッドは存在意義が問われてるとも・・・
レンタカー、社用車としてのイメージが定着。その結果・・・
また低価格帯が設定されていることから、ヤリスはレンタカーにされがちです。
実際、わナンバーのヤリスを見かけることが他と比べて非常に多い。その証拠にXなどでエゴサするとヤリスのレンタカーの利用の多さがうなづけます。
ただ、それと同時にレンタカーヤリス乗りの交通マナーが悪いという意見も散見されます。
そうゆうイメージも定着してるのも人気が他のヤリスと比べてない理由なのかもしれません。
ヤリスの欠点。
過去に散々書いてるので簡潔に書くと・・・
- 車内の質感が悪い。(ヤリスクロスも同様)
- 3気筒による振動。(ヤリスクロス、アクアも同様だが、アクアは改善されてる)
- 電動パーキングがなく、古臭いサイドブレーキ。
- Zグレードでも安っぽい内装とショッボイ装備、特にホイール。(シエンタも同様)
- 車内が狭い、特に後部座席は絶望的。(ヤリスクロスも同様)
- 他の対抗車に対してスポーツグレードが設定されてない。(人気ない?)
- リセールバリューが低い。(人気がないと言われるフィットより悪い)
- レンタカー、社用車のイメージが完全に定着してしまった。(エンカ多い)
もちろんコストの面でそうなってるのは百も承知だけど、30万円さらに追加したらヤリスクロスが買える価格や、ほぼ同価格で少し広いアクアの方が幸せになれます。
ただし、ヤリスクロス(およびシエンタ)は大きいし、アクアもハイブリッドしか設定されていないことからヤリスはガソリンで存在意義があると言うことになります。
それにヤリスは3気筒の振動云々でメディアから叩かれがちではありますが、実際この3気筒はヤリスクロス、アクア、シエンタにも採用されているものであり、近年の車で主流になってるエンジンでもあります。
でも叩かれるのは大体がヤリスだけ。アクアは対策しているんでわかるんだけどね・・・
ヤリスの大きな売りは何か?
一方でヤリスの大きな売りは何か?というと、
- 価格帯が安く、150万円から購入できる。(ただし、1.5Lは165万円から)
- 売れてる車のため、中古車相場も流れまくって安く買える。
- 今となっては珍しいMTの設定がある。(187万円(Gグレード)から)
- 小回りが4.8mときく。
- スポーツカーと思わせるようなデザインと軽快な走り。(ヤリスクロスは重たい)
- 燃費が最強によい。特にハイブリッドモデルは36km/L(X)と燃費トップ。
- 安いっつーたって安全装備は充実している。(PVMやBSMはヤリスクロスも課金必要)
安く買える以外にはMTの設定や軽快な走り、燃費の良さなどユーティリティで叩かれがちなヤリスでもいいところはいっぱいあります。
MTは近年スポーツカー以外で少なくなったこともあり、MTを好むけどそんなにお金がないユーザーにはヤリス(もしくはスイフト)は最適です。それ目的で購入してるユーザーも少なくありません。
そもそもメディアが大きく叩くのは大体が狭いや車内の質感といったユーティリティの悪さによるもの。普通に車としては非常に優秀な出来です。
そうじゃないとあんなに売れません。
さっさとヤリスクロスと仕様を完全に統合させて欲しい。
一向に人気がないように見えるヤリスですが、やはりヤリスにしかない魅力はあります。
軽快な走り、燃費の良さ、MTの設定、安く買えるなど買いやすい価格帯でバリエーションが豊富です。
ただ個人的にはGRヤリスの縦引パーキングやEPBの設定、ディスクブレーキなどヤリスクロスとの仕様を完全に統合して欲しいと言う気持ちはいっぱいあります。
流石にアルミホイールまで行くと逆さやや価格がヤリスクロスに近付いてしまうので売れなくなる可能性が出てくるのであり得ないでしょうけど、少なくともEPBだけは装備してほしい。
そうじゃないとやっぱり欲しくてもEPBじゃないと言うだけで買わないと言うユーザーも少なくありません。
また、ヤリスクロスやアクアに設定されてるGRスポーツが欲しいかな?
ないとなったらやっぱり人気ねぇんじゃねぇか?と勘繰ってしまいます。
せっかく安価なスポーツカーになりうるポテンシャルがあるのに、非常に勿体無い気がします。ヤリスクロスばっかり目を向きがちですが、ヤリスのことも忘れないでほしい、そう思っております。
そして評論家連中は猛省しろ。
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