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2月末に諸事情があってシャープのドラム型洗濯機を購入しました。前回はファーストインプレッションでしたが、あれからそろそろ2ヶ月が経とうとしていますので、中間レビューです。
ドラム式洗濯機は非常に素晴らしい時短アイテムと言われていますが、欠点もたくさんあったりします。わたしの使用方法と使用感を今回お話しします。
前回のレビューは以下のリンク参照。
Contents
2ヶ月ほど使ってみて感じたこと。
乾燥量が少ないので、一括で洗濯乾燥ができない。
他のドラム式洗濯機もそうですが、洗濯できる量に対して半分程度の量しか乾燥出来ません。
つまり、この場合7kg洗濯しても全部乾燥できるわけでなく、3.5kg分しか乾燥できないわけです。
大半のメーカーは洗濯量の半分ぐらいですが、東芝のみ少し量が多く設定できるようになっています。
引用元:パナソニック株式会社
例えばパナソニックのものだったら12kg(11kg)に対し6kgが乾燥できる量になります。大容量の洗濯機なら乾燥量が単独乾燥機と同じになるので、単独乾燥機はいらないと感じてます。(それに大体のものはヒートポンプ式になってるし)
ほとんど乾燥不可の衣類が多く、乾燥は基本的に下着とタオル。
わたしが所有してる衣類の大半は乾燥できないもので溢れかえっており、実際のところほとんど乾燥出来ません。
以下に乾燥するもの、しないものをまとめています。
乾燥する | 乾燥しない |
下着 Tシャツ(仕事用) 靴下(白除く) タオル 仕事着(作業服) | 私服全部 白ソックス ヒートテックなどの保温衣類 シーツ類 |
縮みも気にしないレベルでした。
でも、干す時間は大幅に低下したし、外に干す機会も減った。
ただ、乾燥できるものは限られるものの、干す時間は大幅に低下しました。
仕事で使う作業着が乾燥機でも問題ないことがわかり、仕事着と下着類(白ソックスとヒートテックのタイツ除く)とタオルは一括で乾燥しています。
私服は一緒に洗濯した後に一旦取り出して部屋干し(浴室)しています。干す量が減っているので、干す時間も大幅に減少しています。今までだったらサーキュレーターを使ってしても乾いてなかったのでこれは大きなメリットです。
タオルも外で干すよりもふわふわになります。そもそも普段使うタオルにお金かけるってことはないので非対応でもガンガンかけてもいいと思う。
そうなってくると、下着と仕事着だけならそれを一括して洗濯乾燥かければいいし、私服があればまとめて洗濯した後に私服や白ソックスなどを取り出して後は乾燥をかければ問題ありません。
ヒーター式だからといって縮むリスクはありますが、一括で洗濯乾燥をするにも結局乾燥できる量が障壁となっているのです。これについてはヒートポンプ式や風アイロンのドラム式洗濯機も同様です。
大量の洗濯や乾燥をするのであれば、容量のある洗濯機を導入するのがいいでしょう。
相変わらず使用後の後始末とカビ対策がめんどくさい。
ドラム式洗濯機の宿命といえば、洗濯後の洗濯槽の淵の掃除(水滴及び埃)と乾燥フィルターの埃を取る作業が毎回乾燥後にあることです。
もちろん毎回行えば問題ありませんが、めんどくさいと思うユーザーも少なくありません。
それが嫌なら日立のビッグドラムを購入すべきです。また東芝やシャープの一部の洗濯機の乾燥フィルターもノブを押せば簡単に取り出せる機構があります。これも便利。
今回のシャープのドラム洗濯機はこのユニットだけで完結できるのでまだ楽な方ですが、パナソニックなどの一部のメーカーのドラム洗濯機の乾燥フィルターは分割式になってることがあり、非常にめんどくさい構造となっております。
また、洗濯槽の掃除もグレードのいいものは自動洗浄してくれますが、それでも限界はある気がします。
そして洗濯だけした場合、カビの対策もしなければならず、縦型と同じように開けるってこともありますね。乾燥した場合は閉めてますが・・・
長期使用後の配管の埃が心配。
ドラム式洗濯機を分解して配管のカス(埃玉)を取り除くって動画をよくみます。
動画ではイレギュラーなこと(布団をよく洗濯する、ペットを飼われているなど)がありますが、結局同じことなので、今後使っていくうちに埃が溜まってくる可能性も否定できません。
実際乾燥を使って埃は毎回出るのですが、その量もパチンコ玉程度。とはいえそれが溜まれば同じことなので、この辺りの調査は必要ですね。
乾燥で縮むのは1回だけで、大体2cmほど縮む。(ヒーター式のため)
今回のドラム式洗濯機は電気代と水道代がべらぼうにかかる水冷除湿のヒーター式です。
そのヒーター式はパナソニックのCubleや日立のビッグドラム、そして単独の乾燥機にも採用されているものです。Cubleやビッグドラムはヒーター式で65度の低温で乾燥出来ますが、一般的には100度の高温で乾燥するため縮むリスクがあります。
実際、靴下(非対応のためかける際は自己責任)でも2cmほど縮んでいます。みぎが通常のもので、左が乾燥機をかけたもの。明らかに縮んでいることがわかります。
検証としてユニクロのチノハーフパンツ(2022以前のもの)を使って縮み具合を検証しました。
結果としてやはり1回目の乾燥で2cmほど縮んでしまいましたが、その後は同じ長さでキープされているということがわかりました。
もちろん素材によっては大幅に変わるので、あくまで参考程度にして欲しいのですが、やはり乾燥は対応する衣類や別に気にすることのない下着類やタオルに限定したほうが良さそうですね。
ちなみにユニクロのチノハーフパンツも乾燥機NGです。乾燥機を使う場合は自己責任で・・・
何より乾燥に時間がかかる。
乾燥時間は状況によって変わりますが、乾燥そのものの時間は2〜3時間程度です。
しかし、乾燥後の冷却やセンサー、室内の環境によってさらに2時間ほどかかることもあります。サーキュレーターを入れてもあまり変わらない。(わたしの場合)
おまけにヒーター式は100度と高温であるため、冷却が終わるまで開けることができません。ヒートポンプ式ならすぐに開けることができるので短縮できそう。
ですが同様のことが起こると言われています。だから急ぎでやるのは実質不可能で、結局長時間不在時や深夜の時にしかやっていませんね。
幸いヒーター式の騒音はそこまでないので、近所迷惑になりません。
乾燥に時間がかかるということは、電気代もバカになりませんね・・・
一人暮らしならこれで十分。二人以上なら10kg以上を検討すべし。
一人当たりの選択量は1.5kgと言われており、わたしの場合も大体3日に1回のペースで洗濯を行なっています。
今回の場合だと4.5kg〜6.0kgの洗濯となるので、十分許容範囲内になるわけです。
これが二人以上になるとそうはいかないので、ドラム式では限界を迎える場合があります。そうなったら縦型も検討すべきかな?と思います。
もちろん、その時に乾燥機があれば非常に便利なので、導入は検討したほうがいいと思う。パナソニックでも6kgの乾燥機、ありますからね。
まとめ。
まとめです。
本日は中間レビューということでドラム式洗濯機についてお話ししました。
乾燥においては「縮む」「乾燥量は洗濯量の半分なので一括は難しい」「埃の撤去を毎回する」「埃玉が貯まるリスク」「乾燥できる衣類が限定される」「乾燥時間がかかる(特にヒーター式)」といった欠点がたくさんあることが痛感しました。
とはいえ、下着や作業着(ものによっては不可)などを乾燥機にかけることにより干す時間は大幅に減少されたのは大きいです。実際私服や白ソックスなどぐらいしかなくなっているので、乾燥機導入前と比べたら部屋(浴室)で干す時間は減っています。多かったらそれだけ乾きにくいですからね。
それを考えたらやはり乾燥機はドラム式だろうが単独だろうがあったほうが絶対いいと思いました。
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