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5月に楽天グループと楽天モバイル(以下、楽天)は携帯電話の料金プランの変更を発表しました。
具体的には1GBまで無料を撤廃し、3GBまでで1,078円〜にて運用できるプランに変更されるものでした。
これまでわたしはプラン変更を色々考えていたのですが、最終的に変更することにしました。本日はなぜそうなったのかをお話しします。
楽天モバイルが無料をやめた。
詳細は以下のリンクを参照していただきたのですが、楽天は7月よりRakuten UN-LIMIT VIIという名称で新しい料金プランを発表しました。
料金体系では先述の通り1GBまで無料が廃止され、3GB1,078円(税抜980円)からのプランとなります。他は変わりません。
その代わりにポイント還元を広げたり、これまでの料金プランを2ヶ月無料+2ヶ月ポイント還元、スマホの電話アプリからの通話料を15分間だけ無料にするプラン(+1,100円)などを期間限定で実施して囲い込みを行おうというものでした。
ちなみに辞める理由は法令に従うのと楽天グループの業績悪化によるもの。楽天モバイルの業績は赤字になっているみたいなので、もはや運用できないといったところでしょう。ユーザーからしたら「余計なことをするな」といった感じ。だからpovoなど他のところに移ってしまうのでしょう。
脱楽天が増えた。
参考サイト:https://mmdlabo.jp/investigation/detail_2078.html
この1GB無料に惹かれて契約したユーザーは少なくありません。よって今回廃止されることにより1,078円の負担が増えるわけなのでそれが嫌と楽天から解約及びMNPでどこかのキャリアに移転するユーザーも相当います。
実際、わたしも含めて1GB未満で使用するユーザーはメインで5割近く、サブでも6割少しいるそうです。そういったユーザーは今まで0円で使えていたのが今後は1,078円となるわけです。
そして、楽天は他のキャリア(ドコモ、KDDI(au)、ソフトバンク)と異なり基地局が少なく、97%と言われているエリアも実際圏外になるところは少なくありません。特にプラチナバンド非対応なので、山間部や地下でのネット通信は難しいのです。
そんな通信面で不満の楽天であるから、解約やMNPで他のキャリアに移るのです。
どこに移っているのか?
実際、どこに移すかという話になるけど、結果的にKDDIのpovoに移るユーザーが増えているそうです。povoは基本料金がゼロで、使いたい時に契約して使うものです。ただ、半年間使わなければ自動解約されるので注意が必要。通話料はオプション契約じゃないとかけ放題になりません。
他にも日本通信のプランも人気です。日本通信は1GB290円で使えるプランです。ただし、こちらはドコモの回線を使うため(MVNO)、昼間や夕方などの時間になると壊滅的に遅くなります。通話料もオプションで契約しないと無理。(70分700円、かけ放題は1,600円)
比較してみる。
実際、楽天、povo、日本通信でどれだけ異なるかを比較したのが以下の表です。
楽天 | povo | 日本通信 | |
回線 | 楽天 | KDDI | docomo |
最低料金 | 1,078 | 0 | 290 |
最低パケット容量 | 3GB | 0GB | 1GB |
通話料 | 楽天アプリ経由:無料 電話アプリ経由:30秒22円 | 30秒22円 | 30秒11円 |
1GB | なし | 390(7日) | 290 |
3GBまで | 1,078 | 990(30日) | 290+440=730 |
5GB | なし | なし | 290+1,100=1,390 |
20GBまで | 2,178 | 2,700(30日) | 2,178(20GBプラン) or 290+220*19=4,470 |
20GB以上 | 3,278 (無制限は楽天回線のみ) | 330(24時間) 6,490(60GB/90日) 12,980(150GB/180日) | |
かけ放題 | 楽天アプリ経由:無料 電話アプリ:1,100(15分) | 550(5分以内) 1,650(かけ放題) | 700(70分) 1,600(かけ放題) など |
メリット (特徴) | 料金体系がシンプル。 アプリ経由で通話料ゼロ。 | 使う時だけ支払う。 使わない場合はゼロ。 | 基本料金はかかるけど、 使う時だけより支払う。 |
デメリット | 基本料金が高い。 通話アプリ経由のかけ放題がない。 | 半年利用しなければ 自動解約。 使用期間が定まっている。 | 格安SIMのため 通信が遅い。 5GB以上使うと超割高。 |
このようにみると、それぞれで特徴があることがわかります。
じゃあ、1GBと3GBでどれだけかかるかを検証してみる。
楽天 | povo | 日本通信 | |
1GB | 1,078 | 390(7日) | 290 |
3GB | 1,078 | 990(30日) | 730 |
1GB+かけ放題 | 2,178(15分) | 940(5分) 2,040(無制限) ※1GB7日の場合 | 990(累計70分) (無制限) |
3GB+かけ放題 | 2,178(15分) | 1,540(5分) 2,630(無制限) ※1GB7日の場合 | 1,430(累計70分) (無制限) |
こうみると、楽天の方が超割高になるんだけど、povoも日本通信も欠点はあり、その分だけお金がかからないようになっています。
楽天を辞める理由。
楽天を辞める理由は以下の通り。
- サブ電話としてあまり使わない。(履歴確認してもそこまで長いこと使ってない=なら千円払うまでもない)
- ネットはメイン機(MNO)で運用する。サブ機は基本電話のみにする。
当初は継続しようと考えたのですが、諸事情によりメイン回線のプランを変更したためネットもメイン回線で行います。メイン機は3GBでも3千円以下に抑えれるようにしています。
それに伴い、使ってるiPhone12 Pro maxとiPhone7の役割を交代。
従来 | 今後 | |
iPhone12 Pro Max | サブ電話回線(楽天) ネット用(サブ回線にて) | メイン電話回線(MNO) ネット用(メイン回線にて) |
iPhone7 | メイン電話回線(MNO) | サブ電話回線(povo) |
iPhone7にする都合上povoのSIMは物理SIMとしiPhone7(SIMロック解除済み)に、iPhone12 Pro MaxにMNO(楽天以外)のSIMを入れます。
日本通信などの格安SIM(MVNO)をやめたのはやはり間借りしてることからのネット通信の品質が悪いことと電話代のことを考えたらそんなにしないから。そして電話用のiPhone7に入れるためpovoで行けると判断したためです。
あと個人的にMNO以外の回線がないので、欲しいというのもあります。
まとめ。
まとめです。
今回は楽天モバイルの1GB無料廃止に伴う解約、MNP祭りになっているのですが、実際自分はどうするのか?ということで解説してみました。
当初は楽天継続を考えていたのですが、電話の使用頻度やネットをメイン機で使うことを考えたらそこまで要らないと判断しました。
理由はメイン機のネット価格が3千円(3GBまで)と比較的安価であることからです。もちろんMVNOにしたり楽天にすればもっと下がりますが、通信品質のことを考えたら少し出してでもした方がいいと判断しました。
最終的にサブ回線は電話専用とし、主に仕事の作業で使うこととします。たまにお金払わないと解約されるので、都度払って行こうと思います。めんどくさいけどね・・・
そういうことでサブ回線は楽天からKDDIのpovoに変更したのです。メイン回線はプラン変更のみ。
導入後のレビューは改めてお話しします。
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