【イヤホン】安くなったので、今更ながらパナソニックのEAH-AZ60を購入してみた。

 いつもご覧いただき、ありがとうございます。

 この前、いろいろ調べてみたらとあるイヤホンが安くなっていたことがわかりました。それはパナソニックのEAH-AZ60です。

 これはTechnicsブランドで発売してるフラグシップイヤホンです。先日とある家電量販店で購入したので、ファーストインプレッションということでお話しします。

 レビューとしては今更感はあると思いますが、お買い得かどうかということも踏まえてジャッジしていけたらと思う。

パナソニックが出してるバランスの良い完全ワイヤレスイヤホン。

 Technicsはパナソニックのピュアオーディオブランドで、一時期使用を取りやめていましたが、現在は以前と同様にピュアオーディオのブランドとして展開しています。

 家電メーカーの主なピュアオーディオブランドはAUREX(東芝)、Lo-D(日立)、DIATONE(三菱)などがあります。

 そんなパナソニックは当然アップル、ソニー、ANKERに続けと完全ワイヤレスイヤホンをパナソニックブランドとTechnicsブランドで出しています。

 今回はその中でもフラグシップモデルであるEAH-AZ60を購入したわけです。

以前ソニーと比べていた。

 このAZ60は過去ANKERのLiberty 3 Proを購入するまでソニーのWF-1000XM4と並んで購入の検討を行っておりました。実際XM4はレンタルして試したぐらいです。

 当時の価格はXM4が33,000円(28,0000円台に値下げする場合があった)、AZ60が27,720円(しかも指定価格で値下げ不可)と高額ということで購入を見送り、15,800円で購入したLiberty 3 Proにしたわけです。(その後Pixel7のストアクレジットを使ってPixel Buds Proを購入した)

 XM4と比べたらXM4は低音重視、それを考えたらAZ60はものすごく軽い印象を受けたのも購入を見送った理由でした。

今回購入した最大の理由。

 今回、購入に踏み切ったのはもちろん価格、そしてBuds Proの不満が出たため。

 先月6月15日に後継機であるEAH-AZ60M2とハイエンドフラグシップモデルであるEAH-AZ80が発売されました。価格はオープン価格ですが27,720円と36,630円です。しかも指定価格となっているので値引きやポイント還元はできません

 一方で型落ちとなったAZ60は指定価格から外れたのか大幅な値下げに踏み切り、18,000円前後で購入することができます。

 わたしはとある家電量販店で値引き交渉をして17,800円で購入することができました。これでもBuds Proよりも安い価格です。

Pixel Buds Proの不満点。

 Buds Proを半年以上使ってきたのですが、不満も出始めています。

 その不満は3つあります。

 XM4と比べたらマシではあるものの「付けにくい」というのと、「基本的にAndroidに特化している」のでiPhoneでは使いにくいということ(AirPodsと同じ)、そして肝心の「ノイズキャンセリングがイマイチ」であることです。

 特に肝心の音質面は普通であるものの、ノイズキャンセリングはLiberty3と比べたら「うーん」という評価です。外音取り込みモードはまだいいんですが。

 iOSにおけるAirPodsと同じで、Pixel BudsもAndroidにおけるイヤホンであることが前提なので、両刀使いのわたしには使いにくいところが出ました。

 そうゆうこともあって、現在は放置気味です。ま、音楽はヤリスで聴くことが多いっていうのもありますが・・・

 ま、Pixel7のストアクレジットや割引を使って実質無料で貰ったものだから痛くもないんだけどね・・・

基本性能は変わらないけど、使いやすさはAZ60M2の方が良い。

 AZ60とAZ60M2ですが、変更点は「マルチポイントが3台対応」「ワイヤレス充電対応」「脱着検知が搭載」されたのと少しばかりの改良が施されています。また、サウンドモードをオフにした場合、音質が劣化していた問題も解決しているそうです。

 それを考えたら使いやすさはもちろんAZ60M2の方がいいです。

 ハード面の性能は店員さん曰く「変わってない」ということなので、上記の機能がいらない場合はAZ60で十分でしょう。

 ちなみにハイエンドモデルのAZ80はドライバのサイズが10mm(AZ60M2は8mm)、振動板がアルミニウム、装着形状が変更とハード面で進化しています。その分価格も1万円近く上がってますが・・・(あと3千円出したらAirPods Proが買えます)

 ちなみにこれらを購入するのであればキャッシュバックキャンペーンを利用するといいでしょう。キャッシュバックを利用した後の実質金額はそれぞれ25,720円と33,630円です。ただ、実施中のドルツやラムダッシュと異なり現金化できず全部電子マネー(PayPayなど)になります。わたしがやるのであればAppleギフトカードかな?

 また、抽選でギフトカードがもらえるみたいです。

3台マルチポイントでLDACは・・・

 3台のマルチポイントに対応したのはいいが、現時点でLDACの同時接続はできないそうです(2台は可能)

 今後のファームウェアのアップデートでできると思いますが、ちょっと残念ですね。

Soundcore Liberty 3 Pro&Pixel Buds Proとの比較。

 基本的な性能をいかに示します。

EAH -AZ60Pixel Buds ProLiberty 3 Pro
メーカーパナソニックGoogleANKER
価格18,000円前後
(元は27,720円(指定価格))
28,200円
(23,800円から値上げ)
17,800円
(19,800円から値下げ)
ノイズ
キャンセリング
マルチ
ペアリング
外音取り込み
立体音響×△(擬似的)
ワイヤレス充電×
脱着検知×
ハンズフリー通話
コーデックSBC,AAC,LDACSBC,AACSBC,AAC,LDAC
ドライバサイズ8mm11mm10.6mm
マルチポイント
(アプデ必要)
○(LDAC同時可能)○(LDAC同時不可)
重量(全部)45g62.4g59g
重量(イヤホン)7g6.2g7g
Bluetooth5.25.05.2

 ここで考えられるのは、AZ60は立体音響やワイヤレス充電などの便利機能はなく、音にこだわった形になっています。それにLDAC同時接続のマルチポイントに対応してるのも大きなポイントです。

 Buds Proは全部盛りになってはいるものの、LDACなどのコーデックは非対応。またBT規格も5.0と弱いのが辛いところですね。ドライバサイズはこの中では一番大きい。

 Liberty3は先述2種の中間に位置する形。トータルバランスで考えたら使いやすいともとれます。

 次に使用感はどうか?という話に移ります。以下に個人評価を出します。評価は5段階。

EAH-AZ60Pixel Buds ProLiberty 3 ProWF-1000XM4
(参考)
ノイズキャンセリング★★★★★★★★★★★★★★★
外音取り込み★★★★★★★★★★★
付け心地★★★★★★★★★★
アプリ利便性★★★★★★★★★★
装着時の充電★★★★★★★★★★★★
音質高音系軽いドンシャリ低音系
本体の質感★★★★★★★★★★★★★

 個人的に一番重要視するのは音質と付け心地、ノイズキャンセリングの強さ。

 音質はAZ60とLiberty3がいい勝負をしています。逆に低音系だと参考に明記したソニーのWF-1000XM4の方がいいですね。Buds Proは単独ではよかったかな?と思ったけど比べると雲泥の差。

 ノイズキャンセリングはXM4が頂点とすればAZ60は弱いです。これは過去に試した時にわかっていました。

 検証としてパソコンデスクの近くにサーキュレーターを置き、風速を中にしたときの音はAZ60はほぼかき消され、他の二つはかき消されていません。さらにこの中ではLiberty3は「サー」という雑音が聞こえる。

 付け心地についてはイヤーピースの都合もあるけど、自分はLサイズが付けやすい。Liberty3はそれがあったのでつけることができたんですが、Buds Proはそれがなく、別売りのものをつけてますがあまりよくない。

 AZ60はあります。Mサイズだと落ちそうだったので一番大きいXLにしたら問題なくつけることが出来ました。これでいける。

 一番ダメなのはXM4。ウレタン式といって耳の形にしてくれるので一番最高なんですが、耳の骨の部分にイヤホンが当たって痛くなったから個人的になし。

 落ち具合はBuds Proが一番違和感を感じています。充電ができてないのはLiberty3。

 それ考えたらXM4やAZ60は適正で、Liberty 3 Proはコスパが良いと感じますね。Buds Proはいいとこ取りはしているものの、肝心の性能面は他の3種と比べて弱い印象を受けました。

 AZ60自体は価格相応の音質なので十分聴けるし、何よりLDAC同時接続のマルチポイントがあるのが大きいですね。(現在は後継機種とXM4でもできるようになった)

実際電車内で試してみた。

 実は先日、とあることをするために関西地方へ日帰り旅行してきました。

 その時にAZ60とLiberty3を持って行ってきました。

 JRを使ったので、電車の音が問題になる。JR四国の特急8000系とJR東海とJR西日本の新幹線N700系で検証してきました。

 実際は8000系の方がうるさいので、ノイズキャンセリングの検証としては8000系の方が良いと判断。(もちろんN700系でも検証した)

 結果はAZ60の方が静かでしたね。Liberty3は若干のホワイトノイズが走っており、AZ60と比べると明らかにノイズキャンセリングは弱いなぁと思いました。

 この辺りは先日発売されたLiberty4NCである程度解決されるでしょうけど、持ってないので未知数です。

実際LDACを使うか?

 じゃあ、実際XPERIA1とAZ60が揃ったことにより、マルチポイントLDACを使うか?という話だが、現時点では使わないでしょう。

 理由は所有してる音楽データ。

 わたしがよく聴く音楽データは基本的にCDから取り込んでいるものであり、今トレンディなハイレゾ音源ではありません。

 CDのデータは「44.1kHz/16bit」とされており、ハイレゾ音源は電子情報技術産業協会(JEITA)によると「16bit/48kHzよりも高い解像度のリニアPCMデータ」、日本オーディオ協会では「24bit/96kHz以上のリニアPCMデータやDSDフォーマットデータ」とされています。情報量で考えたら6.5倍、容量でも4〜5分の音楽で100〜200MB(CDなら40MBぐらい)も必要とします。

 つまり、ハイレゾ音源は基本的に配信で聴くわけです。やるにしたらAmazon Music HDやApple Musicなどがメインかな?

CDも過去により音質の良いSACDとかDVDオーディオも出してきたのですが、対応機器が少ないのも仇となって普及に至りませんでした。

 結局、所有してる音楽データはほとんどMP3に圧縮されるので高音質は見込めません。そのためバッテリーを相当消耗するLDACにしても意味がないということになります。

引用元:ソニー株式会社

 だからソニーが持ってるアップスケーリング機能であるDSEEっていうのが必要になるわけです。

 今回のAZ60ではそういったアップスケーリング機能を持ち合わせておりません。だからAACで十分というわけです。

 これだったら別にLiberty3とかBuds Proでもいいんだけど、ハード面で考えたら明らかにAZ60の方が上。実際聞いてみてもわかると思います。

編成結果。

編成前編成後理由
EAH-AZ60メインBuds Proからの入れ替え。
スマホポーチに入れる。
Pixel Buds Proメイン自宅用付け心地や音質面で他に劣っているから。
将来的に処分検討?
Liberty 3 ProサブサブAZ60のサブ機。
スマホポーチに入れる。
Life A2 NC会社用会社用会社の耳栓用。将来的に変更か?

 最終的にAZ60はメインにし、Buds Proを自宅に置くことにしました。他は変更ありませんが2年前に購入したA2NCは今後変更するかもしれません。少なくともマルチポイントはもう必須ですね。

 買うのであればANKERのLiberty 4が価格、性能で一番安定してるけど、上を狙うならAirPods Pro(第2世代)、WF-1000XM5、EAH-AZ80あたりかな?(BOSEやゼンハイザーも捨てがたいし。)多分買わないと思うが。w

AZ60はお買い得か?

 今回のブログでAZ60はお買い得かどうかといえば、今はお買い得です。ただ、立体音響やアップスケーリングがありません。それでも別に行けるかどうかといえばいけるでしょう。普通気にしないからね。

 当初の価格が27,720円であり、ハード面(外装除く)で見たら当然いいものを使っているし、音質も十分です。

 また、Liberty3と比べたときにこれも健闘してるので、若干スペックダウンしたLiberty4がどれだけ良いのかも気になるところ。裏を返せばコスパ面で考えたらAZ60は劣る印象を受けました。

 とはいえ、パナソニックが長年培ってきた技術をワイヤレスイヤホンに注いでいるのはよくわかります。そう考えたらある程度質のいいイヤホンを探してるんだったら今が買い時かもしれません。(サウンドモードオフ時の劣化を気にしなければ)

 現在ヤマダ電機やヨドバシカメラではそれぞれ18,810円及び17,800円で販売していますが、これも徐々になくなるでしょう。実際ビックカメラの通販では完売しています。

 ただ、SNSによると故障率もあるということで、保証入れてないから不安です・・・A2NCは普通に使えてるだけにね。(パナソニックは故障が少ないっていわれてるよね。)

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