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前回、iPad miniは個人的にまだ買う必要はないかな?&どんな人が買うべきかについて書きましたが、その際最後にこんな文面を書きました。
7〜8インチタブレットって以前より少なくなった気がする。
近年の同サイズのタブレットを調べてみると、よく目立つのがiPad miniとfireHD8になります。それ以外だとあるにはあるのですが、比較して価格や性能が中途半端なものが多い。
本日はそんな7〜8インチタブレットが衰退した理由を分析します。
Contents
きっかけ。
前回のiPad miniを買うのをやめた話で7〜8インチタブレットでおすすめのタブレットは何か?と調べたのですが、fireHD8以外で価格や性能面に勝るタブレットはなかなかないということがわかりました。
もちろん、NECやLenovoなど主要メーカーはあるにはあるのですが、如何せん価格がfireHDと比べて高く(fireHDはよくセールするため)、iPadと比べたら性能は悪いため、中途半端感が拭えません。
以前までならファーウェイやASUSなどでも出していたのですが、華為はGoogle Playが使えなくなり、ASUSは出さなくなりました。現在ならシャオミのMiPad5があるにはあるのですが、これは残念ながら10インチタブレット。
そう考えると、現在7〜8インチタブレットはiPad miniかfireタブレットの二極化になってると感じます。
何がわかる。
- 7〜8インチタブレットが今、ほとんどない理由。
- 上記タブレットに代わる端末でおすすめなものは?
昔はよく売られていた。
5年くらい前までは、iPadはiPad(iPad Air)とiPad miniに分けられていました。この頃になると12.9インチのiPad Proも出してはいたのですが、こっちはかなり人を選ぶので今回の記事からは割愛します。
そのころは10インチと8インチのタブレットがAndroidOSでも販売しており、特に有名なのが華為のMediaPad、ソニーのXPERIA、そしてASUSとGoogleのnexus。この辺りが特に有名なタブレットでした。
現在では・・・
現在ではどのタブレットも販売しておらず、iPad miniやfireHDが主流となり、他のAndroidOSのタブレットはもはややばい状態。
現在でもNEC(Lenovo)などが出しているのですが、如何せん性能面でiPadに劣り、価格面でfireタブレットに負けているのが現状です。
また、スマホの大型化もあります。iPhoneに例えても6.7インチの大画面になっているし、楽天ビッグ(楽天ビックではありません)は6.9インチと超大型スマホを投入しています。それを考えたらタブレットと比べ客単価が非常に高いスマホを7インチ前後にした方がいいのは当然。
そう考えたら性能がめちゃくちゃいいiPad miniと性能はそこまでだけど価格が安い(セールを頻繁にする)fireタブレットの二極化状態に今なっているのです。
iPad mini、fireHD8、Androidタブレットの状況。
以下にiPad mini、fireHD8、Androidタブレットの状況をまとめました。
iPad mini | fire HD8+ | Android Tab | |
価格 | 59,800〜 | 11,980〜 | 1.2万〜 |
Antutu ベンチマーク | 765442 | 90195 | 9〜12万 |
メモリ | 4GB | 3GB | 2〜4GB |
USB-C | ○ | ○ | △ |
USB3.0 | ○ | × | △ |
SDカード | × | ○ | △ |
参考サイト:https://garumax.com/ipad-mini-2021-6th-ram4gb-antutu-benchmark
参考サイト:https://yonoi.com/fire-tablet-benchmark/
参考サイト:https://yourfones.net/list/inch/8/
NECになると、2万円台から3万円台と非常に高額です。しかし値下げがfireタブレットほどできるわけではない。(在庫処分でも1万円台だし。)
性能面やリセールを考えるとiPad miniは絶対的にありですが、それ以外になると性能面やリセールは微妙。それを考えると価格面(よくセールで値下げする)で強気なアマゾンのfireタブレットの方が優位なのです。そりゃ売れなくなるわ。
動画、読書、SNS、ウェブ閲覧などエンタメ消費に特化するのであれば、fireHDで十分ですが、ペンが必要、クリエイトに特化する、快適性を求めるのであればiPadの方がいいです。
そう考えると価格面や性能面でAndroidタブレットは微妙な立ち位置になっているのです。高いのに性能は悪い、そうゆう状況。
スマホの大型化。
さらに言えば、近年のスマホは6インチまでサイズアップしているのがほとんどで、iPhoneですら6.1インチの通常モデルと6.7インチのPro Maxを出しているぐらいなので、スマホの大型化は避けられない状態です。
大型スマホの元祖といえばXPERIA Z Ultra(通称、ズルトラ)がありました。近年はそのズルトラは性能面やOSのサポートが切れているので使いづらいところはありますが、長いこと重宝され、ズルトラ難民という言葉が出ていたほどです。
近年はズルトラのように幅は20ミリほど短いのですが、縦に長い大型6インチスマホが出回っています。わたしが所有しているXPERIA1やiPhone12 Pro Maxも同様です。
それを考えると7〜8インチのタブレットってスマホが大型化したのもあり、客単価を上げたいのであれば6インチから7インチスマホに特化するのが自然でしょう。
これをファブレットといいます。
6インチスマホの欠点。
ただし、それでも欠点はあります。タブレットは基本4:3や16:9になってるのに対し、スマホの場合はiPhoneですら16:6、XPERIA1も14:6など画面比率がバラバラ。こうなっているのはスマホが縦長になっているためです。
ズルトラですら16:9の大画面になってるので、そうゆう意味では横幅が狭いスマホでもデメリットは生じているのです。それに横幅が広かったらポケットに入らない。
これがどうゆう風に影響するかといえば、特に読書などで縦に読む場合、上下に額縁が入るということです。
ただし、購入した電子書籍をアプリで読む場合はそれに特化したように幅を合わせています。(Kindleなど)
自炊した本になると幅は合わせれなくなるため、非常に見づらいのです。
動画になるとどうしようもなく、スマホや動画の比率によりますが、どうしても額縁は出てしまいます。まぁ、4:3の動画なら4:3のタブレットやスマホを除いてどうしようもありませんがね。
結局どこも出さなくなる。
結果的にiPad miniとfireタブレットの二極化になっています。
性能的におばけなiPad miniと価格破壊のfireタブレットが出てしまった以上、ことがない限りは8インチのAndroidタブレットは衰退の一途を辿っています。
近年、Xiaomiがタブレットを出していますが、それでも10インチで43,780円。サムスンでも同様に10インチということから、結果的に大手も10インチに特化していることがわかります。
お勧め8インチタブレットは?
じゃあ、iPad miniやfireタブレット以外でお勧めの8インチタブレットってある?って話になります。
しかし正直な話、大手だと価格的に中途半端だし、小さいところは安いけど性能的に中途半端さが拭えません。
まとめ。
まとめです。
なぜ、8インチタブレットが衰退したのか考えた結果、わかったのは以下の通り。
- 6インチの大型スマホが登場した。客単価を上げるためならスマホにする方がいい。
- タブレットそのものは性能の良いiPad miniと価格破壊のfireHD8の二極化。
- Androidタブレットは大手でもfireHD8に敵わない。(性能はカスだが)
- よって、8インチタブレットはiPad mini、fireHDを除き絶滅危惧種。MiPad5ですら10インチ。
そう考えたら、8インチタブレット市場が衰退するのも必然でしょう。やはり二極化と大型スマホの台頭が一番の原因かな?
最後に。
ズルトラ手配しました。w