【ガジェット・最適化】テレビに投資する時代は終わってる。【安価/高性能/多様化】

 いつもご覧いただき、ありがとうございます。

 先日、モニターをテレビ代わりに使うのは無理ということで書きましたが、今回はテレビについて。

 近年はパンデミックの影響でテレビをみるユーザーも増えているといいます。ただ、番組の質も年々低下、スポンサーがテレビに広告費を出さなくなってから久しくなっています。

 じゃあ、現在はテレビは必要なのかと言えば、どちらかと言えばあった方がいいレベルで別に要らないとも取れます。

 本日はそんなテレビに投資するお話です。

 とはいいますが、今回は株とかに投資でなくてテレビ本体に投資するというお話。

結論。

 基本的にテレビに投資する時代は終わっています。

 昔なら魅力的な番組もあったし、高性能なテレビを発揮する機会は十分ありました。

 しかし、現在はそんな番組は減ってるし、テレビを単体で持つという存在意義は薄れつつあります。投資すべきない理由を以下にまとめましたのでご覧ください。

  • 比較的高性能なテレビが「安価で」提供されている。
  • テレビ番組の質が年々低下している。
  • 見たい番組がない。
  • 面白い番組は探したらあるけど、少なくなった。
  • テレビを見る手段が多様化している。
  • テレビに縛られるのが嫌。

 それぞれについて解説していきます。

比較的高性能なテレビが「安価で」提供されている。

 10年前のアナログ放送終了及びデジタル放送完全移行の時に導入されたテレビはフルHDや3Dをウリにしたものであり、価格もわたしが買った東芝の42Z1(42型)でも当時の価格で色々つけてもらい12万円しました。

 現在、42型の同条件のテレビの価格っていくらかお判りですか? ハイセンスの40A30G(40型)の家電量販店の価格は4.2万円です。3分の1です。(エディオンで比較、以下同じ。価格.comより)

 4Kテレビ(43U7FG)ですら6.6万円ですから、4Kでもそれだけの価格になります。勿論内蔵。

 このように、ハイセンス(東芝の映像部門の親会社)やLGなどが安価で高性能のテレビをだしてきたことにより台頭してきて、日本古来のメーカーであるパナソニック、ソニー、東芝、シャープなどは淘汰の危機に。

 実際ソニーや東芝は映像部門を本体から切り離し、パナソニックもソニーと同様に持ち株会社化することにより本体から映像部門を切り離す予定です。日立やパイオニアは撤退。現在本体でテレビ部門がある大手メーカーはシャープぐらいで、そのシャープもフォックスコンの傘下です。

 ハイセンス、LG以外でもアイリスオーヤマも安価テレビを製造。また、ヤマダ電機は船井電機を傘下に収めて同じことをやっています。ノーブランドメーカーだとさらに安価なテレビがドン・キホーテなどで販売されています。ニトリやIKEAなどの家具メーカーですらテレビを出してるぐらいです。しかも安価で。

 それ考えたら10万円もかけてテレビを買うっていうことはなくなりつつあります。もう5万円の4K出たらアカンやろ。

 

 現在のテレビでウリにしてるのはOLEDです。OLED(有機EL)は液晶と比較して黒が際立つということでテレビを展示してアピールしています。勿論価格も跳ね上がります。近年はminiLEDという液晶も出始めています。

投資すべきもの。

 大型及び液晶規格にこだわりがなければもはやテレビに投資することはなくなっています。むしろテレビで仮に投資するべきはHDMI端子などですかね。

 HDMI端子はできれば4つ、最低3つは欲しいところ。特にレコーダーやゲーム機を持ってるユーザーならそのあたりを見据えるぐらいで十分じゃないでしょうか?

 ただ、レコーダーは外付け録画できるので不要だし、ゲームもやらないのであれば2端子で十分です。

 こうなってくると、選択肢は40型以上になってしまいます。手頃な32型は端子が2つしかありません。昔は32型でも大型テレビだったのですが、今はベゼルが細くなったこともあり、小型テレビとして認識されてしまってるんじゃないでしょうか?

 また、地上波のテレビは4KどころかフルHDじゃないので、そこまでこだわる必要があるかと言えばない。4KにこだわるのであればBSCSやネット動画(Netflixなど)をみるときぐらいかな。

実際の25GBのBD-RはフルHDで2時間(4回分)録画できます。30分番組のプリキュアを標準画質で録画したら3.5時間(7回分)録画できます。これは地上波の画質がフルHDじゃないからです。

 地上波のテレビだけを見るのであれば高いテレビは不要。ゲームや動画を見る場合はあったほうがいいかもしれないが、基本的にいらないと思う。

テレビ番組の質が年々低下している/見たい番組がない。

 テレビ「本体」の質は向上していますが、テレビ「番組」の質は年々低下しています。

 今の地上波のゴールデンタイムのテレビ欄、ご覧になられてると思いますがどのジャンルが多いかお判りですか?

 答えはバラエティ。バラエティ番組(情報番組含む)が非常に多く、しかも目障りな演出は相変わらず。

 バラエティ番組の大半を見たらわかりますが、ナレーションによる侵攻(進行)や目障りなテロップとワイプでしゃばるタレントなど、過剰演出の総合商社です。もちろん中にはそれが笑いなど演出になってる部分もありますが、基本的には邪魔者とわたしは感じてます。

 ナレーションが進行するんだったら進行役の司会者やアナウンサーなんていらないわ。マジで。

 そして、山場CMに代表されるCMの切り方やOPEDの挨拶がカット、以前までは文字通りテレビショーのような感じで視聴者に挨拶あったけど、近年のテレビ番組(2000年代以降)は少なくなったよな。

 そういった白ける演出でバラエティは増えてるけど質は落ちてると痛感します。

 

 BSは?というと、これも微妙ラインで、民放BSは昔の番組、海外の番組と通販が大半を占めることになってます。

 もうここまできたら有料のBSCSに移るしかないよねってなります。しかし、今はネット動画の普及によりその存在も薄れています。(アニマックスとキッズステーションの経営統合など)ただ、今でも動画配信をしていない番組は多いので、まだありってのもあります。

ドリフ大爆笑(フジテレビ)でもBSフジとファミリー劇場でやってますが、BSフジはかなり端折ってるそうです。ファミリー劇場は基本的に本放送と同じ。

 

 ゴールデンのドラマはあるにはあるけど、放送回数は1〜2回減少(その代わりに時間拡大を数回行う)しています。また、ドラマも時代劇はNHKのBSPぐらいで地上波はTBSテレビが水戸黄門(TBSテレビ)をやめてしまってからは皆無。

 アニメでも民放はポケットモンスター(テレビ東京)と新幹線変形ロボシンカリオン(TBSテレビ/テレビ東京)以外の番組はゼロ。(NHKはある)名探偵コナン(読売テレビ)も18時台ですからね。

 ドラえもん(テレビ朝日)やクレヨンしんちゃん(テレビ朝日)は土曜夕方に文字通りの「左遷」になり、バラエティ番組を投入してるけど、評判はいいらしい。(ドラえもんとしんちゃんはBSで同時間帯に再放送)

 そのくせ、バラエティは莫大に増え、しかも薄っぺらい。クレーマーに恐れてぶっ飛んだ番組が少なくなったのもあるけどね。あとはお金。

 そりゃ若い人はテレビ見なくなるよ。

捜したら面白い番組はある。でも少なくなった。

 現在でも面白い番組はあります。わたしでもプリキュアシリーズ(朝日放送)や笑点(日本テレビ)もそうですが、近年は相席食堂(朝日放送)やドクターX(テレビ朝日)などもみています。

 相席食堂はテレビ放送よりもAmazon Primeといったネット配信で人気が爆発した番組で、朝日放送グループホールディングスの報告書でも「好調」と書かれています。

 他にもぶっ飛んだ番組の代表格である水曜日のダウンタウン(TBSテレビ)などもそうですよね。

 面白い番組や話題になる番組は総じてSNSで取り上げることも多いから絶対見ないというわけではありません。先ほどのプリキュアやドクターX、水曜日のダウンタウンはトレンド入りの常連です。(水曜日は近年漫才コンビ・おぼんこぼんの和解も話題になった)

 ただ、確実に言えるのは昔、それこそ平成初期までと比べて面白い番組は少なくなったかな?という印象です。

 先述の通り、バラエティ番組や情報番組が乱発してかつ、薄っぺらい。平日もほとんどワイドショーで偏りが激しすぎます。そりゃネット動画に流れますわ。

 それでも面白い番組を見つけるアンテナは張ってるつもりですが、近年はそのハズレが多いと感じてるから少なくなったと感じるんです。

テレビを見る手段が多様化している。

 これはズバリスマホやタブレットでの視聴です。

 近年はネット動画も普及し、見逃し配信がYoutubeやTVer、ABEMAなどで見ることが可能になりました。わたしが録画してる番組は全てネット対応(有料無料とわず)になっています。

曜日番組名放送局TVeryoutubeAmazon
Prime
その他
トロピカルージュプリキュア朝日放送一部のみ×なし
よしもと新喜劇(遅れ放送)毎日放送×過去作品のみParavi
笑点日本テレビ×××Hulu
鬼滅の刃フジテレビ××FOD
ダウンタウンの
ガキの使いやあらへんで
日本テレビ×××Hulu
ルパン三世 Part6(遅れ放送)日本テレビ××Hulu
有吉の壁日本テレビ××Hulu
DoctorX 外科医 大門未知子テレビ朝日×過去作品のみTELASA
タモリ倶楽部(遅れ放送)テレビ朝日×××ABEMA他
妖怪ウォッチテレビ東京×Paravi他
新幹線変形ロボ シンカリオンZテレビ東京Paravi他
全力!脱力タイムズフジテレビ××FOD
ドラゴンクエスト ダイの大冒険テレビ東京××Paravi他
相席食堂(遅れ放送)朝日放送×Netflix他
2021年10月以降の録画番組リスト。全てネット対応になっている。

 そう考えたらテレビを持つっていう考えがなくなるのもうなづけます。

 ネット動画非対応の番組(主にワイドショーなど)なんかはできないので、その場合はnasneやブルーレイレコーダーを購入してみるっていう手段もあります。

テレビに縛られるのが嫌。

 あと、テレビは基本的に時間帯が決まっています。そのため、テレビの前に鎮座しなければなりません。

 リアルタイム視聴でも「一時停止して」という方もいます。これはやはり動画の影響とも取れると言います。

 動画の場合は期間さえ気にすればいつでも見れるので、普通に地上波などのテレビを見るよりも効率がいい。っていうよりも自発的になる。

 そんなこんなでテレビに縛られるスタイルはもはや時代遅れ。わたしでも一部番組を除きほとんど録画した番組でいつでも見れるようにするスタイルになってます。

 テレビ業界もその辺りは理解しているようで、今までは視聴率を重視してきましたが、近年は録画率も重視するようになってます。それだけ様変わりしているのです。

ゲーム機に関して。

 ゲーム機に関して言えば、基本的にフルHDまでで十分。

 例外としてPS4 Pro、PS5、Xbox Series Xやパソコン。これらに関しては4Kも対応してるので、こだわるならありです。

 ただし、応答速度やリフレッシュレートに注意しなければならず、それがダメならゲームになりませんからカタログや説明書を確認することをお勧めします。まぁ、今のテレビは対策を施してるから問題ないと思いますがね・・・

 それ考えたらゲーミングモニターになっちゃうんだよね。レートも144Hzだし。(MacBook Proなどは120Hz)

テレビを手放してスッキリした自分がいる。

 地上波はフルHDや4K画質の恩恵を受けることができないので、そう考えたらテレビに投資することはもうないかな?ただ、Netflixなどの動画を視聴する場合はあった方がいいと思う。

 だから、今年の3月に42型REGZAを手放したわけです。もともと液晶の調子が悪かったというのもありましたから、この際(ヤリスが納車される前に)手放そうと考えて手放したわけです。

 手放したあとは既設テレビを復活させて使っていますが、テレビが小さい以外は問題なし。そもそもほとんど動画で地上波テレビは録画番組だけなので、スッキリしていい感じです。(ただ、ケーブルはノイズだが)

引っ越した際はテレビを改めて導入する予定。ただ、前述の通りそこまでお金をかけることはないでしょう。(最低限は4K、HDMI4個のみ)

 実家のテレビはアンテナつなげてたけど撤去、テレビ処分も視野に入れています。(HDMIないのも原因)

 会社でも構造上テレビを流すことがありますが、わたしが意識して見る番組は基本的に録画番組のみ。他はほとんどスルーか他の社員と話題になってる時に見る程度です。それだけ見なくなった。(動画は見るのでダメだが・・・w)

こういうこともあって、テレビに投資することはないだろう。

 NetflixやYouTubeなどで4K動画等を見る以外でテレビに10万円も出して投資するのはもうないかな?と思います。

 もちろん、家族が増えればわからないという意見もあるでしょうけど、基本的にそこそこ大型(45型程度)までなら許容範囲かな?それ以上は狭い部屋が圧迫するのでなかなか難しいところです。

 性能も徐々に良いのが安価で購入できるので、そう考えたらテレビにお金かけるぐらいなら他にかけた方がいいとわたしは感じています。

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


PAGE TOP