いつもご覧いただき、ありがとうございます。
昨年の7月にnoteにてブログ活動を再開しましたが、その1ヶ月前の5月末、スマホを買い替えました。
買い替えたのはソニーのXPERIA1。当時は後継機のXPERIA1 IIが発売されたばかりでした。わたしが買ったのはソフトバンクキャリアのSIMロック解除でした。中古スマホショップのイオシスで購入し、色はブラックで価格は49,800円(送料別)でした。(パープルはさらに安くなっていた)
それまで使っていたiPhone7の後継ということで考えました。そして、今までAndroidに触ったことがなかったので、今回初めて触ることにしました。(のちに楽天モバイル経由でGalaxy A7を買いましたけどw)
結論から言えば、iOSに慣れてるわたしにとっては使いづらかった・・・それとOS保証を考えたら微妙な感じもあった。
Contents
- 1 XPERIA1の特徴。
- 2 失速していたXPERIAの起爆剤に・・・ならなかった。
- 3 XPERIA1のいいところと悪いところ。
- 3.1 画面が大きくて綺麗。
- 3.2 持ちやすい。
- 3.3 トップ画面はアイコンがない画面にすることができる。
- 3.4 ノッチなど邪魔なフレームがない=少しベゼルが太い。
- 3.5 CPUはハイエンドクラスなので処理はめっちゃいい。
- 3.6 ハイレゾ音源対応なので、音質はいい。
- 3.7 カメラは自然の色味の方にウェイトを占めている。
- 3.8 指紋認証がゴミ(現在は慣れたのか解消してる)
- 3.9 電池持ちが悪い。
- 3.10 ポケットに入りづらい。
- 3.11 ビデオ撮影ソフトが使いづらい。
- 3.12 Twitterが使いづらい。(だからiPhoneに戻した)
- 3.13 二画面はいいけど、結局使わなかった・・・
- 3.14 SIMフリーは便利機能が削減。
- 3.15 キャリアスマホのSIMロック解除はどっちみちしてもバンドがないので意味がない。
- 4 去年の投げ売りは4月末から販売し、8月まで売れた。
- 5 今買うべきかどうかと言えば、微妙・・・
- 6 初めてのAndroidだったけど、結局iPhoneに戻した。
- 7 最後に
XPERIA1の特徴。
XPERIA1はソニーモバイルコミュニケーションズ(以下、ソニー)から2019年に発売されたスマートフォンです。
大きな特徴は21:9の4K HDR対応OLED(有機EL)ディスプレイを搭載することにより、映画館と同じスクリーンがスマホで味わえ、さらに綺麗な画質で楽しめることです。
CPUはSnapdragon855でメモリは6GB。当時の価格はおよそ11万円前後。指紋認証も対応しています。当時はそれに加えて顔認証も対応していましたが、Android10以降は顔認証が外されました。
また、XPERIAで初めてのトリプルレンズを搭載、標準、望遠、超広角に切り替えることができます。当時はキャリア販売のみで、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクで販売されていました。
失速していたXPERIAの起爆剤に・・・ならなかった。
当時ソニーのXPERIAはアップルはもちろん、ファーウェイやサムスン、そしてGoogleのスマホが席巻していました。日本メーカーのスマホはソニー以外ではシャープや富士通などが作ってますが、シャープがミドルスマホのAQUOS Sense(昔導入を検討していましたが、iPhone7を買いました)が売れてました。
それだけXPERIAのシェアは徐々に減っていたのです。
そのXPERIAにテコ入れして発売したのがXPERIA1、XPERIA Ace、XPERIA5、XPERIA8などです。特にハイエンドなのが今回取り上げるXPERIA1。
実際売れたと言えば・・・売れなかったみたいです。ドコモは販売を早々に終了し、ソフトバンクは大量に在庫を抱えた結果、未使用スマホが5万円で買える羽目に・・・(だから買えた)
この頃、政府の携帯料金見直しの影響で端末と回線同時契約が禁止になった上に、値下げを22,000円までしかできなくなり、さらにスマホにお金をかけたくないユーザーも増えてきたため、12万円と超割高のXPERIA1は買いづらくなった。
さらに不具合祭りも多く、一番肝心な指紋認証も認識率が悪い(iPhoneと比較しても明らか)だったり、当時XPERIA1を購入したユーザーから不満がたくさんあり、それが引き金になって売れなくなったのです。
だから、ソフトバンクのモデルが大量に出回ってしまったわけです。
ただ、その後はOSやソフトウェアのアップデートにより指紋認証も含め安定しています。
XPERIA1 IIなど2020年モデルは前モデルの反省を踏まえて製作され、ヒットしています。
XPERIA1のいいところと悪いところ。
ここからはわたしが感じたところをかきます。
画面が大きくて綺麗。
これでも4K OLEDディスプレイ。画面は超綺麗です。それでいて画面の認識は非常にいいので、ブラウザ等の閲覧は見やすい。
持ちやすい。
iPhoneは大型になればなるほど持ちづらく、今使っているiPhone12 Pro Maxも持ちづらい。理由は横幅が大きいため。以下にXPERIA1とiPhone12 Pro Maxの大きさを比較。
インチ | 高さ | 幅 | 厚み | 重量 | |
XPERIA1 | 6.5 | 167.0mm | 72.0mm | 8.2mm | 178g |
iPhone12 Pro Max | 6.7 | 160.8mm | 78.1mm | 7.4mm | 226g |
iPhone12 Pro | 6.1 | 146.7mm | 71.5mm | 7.4mm | 187g |
XPERIA5 | 6.1 | 158.0mm | 68.0mm | 8.2mm | 164g |
XPERIA1は横幅がiPhone12 Pro Maxと比較して6mmほど短く、ケースをつけても普通に持ちやすくなっています。
トップ画面はアイコンがない画面にすることができる。
これはどちらかといえばAndroidの機能。iOSはどうしてもアイコンがない画面を作るのに専用のショートカットアイコンを作成しなければならず、非常にめんどくさい。
Androidならそれは問題なく作ることができるので、デスクトップにアイコンを入れないわたしにとってはありがたいのです。
ノッチなど邪魔なフレームがない=少しベゼルが太い。
iPhoneのノッチやPixel5のようなホールはXPERIA1にはありません。ただ、インカメラやセンサーは搭載しているので、その部分のベゼルが太くなっています。これはのちのXPERIA1 IIなども同様です。
CPUはハイエンドクラスなので処理はめっちゃいい。
流石にSnapdragon855と腐ってもハイエンド、メモリも6GBなので、問題なく使うことができます。
安価なスマホはどうしてもCPUやメモリが貧弱になり、その結果もっさりになるので、やはりハイエンドはスマートに動かすことができるのです。
ハイレゾ音源対応なので、音質はいい。
ソニーのLDACに対応しているので、対応ヘッドホン(例:WH-1000XM4)を使うと高音質の音楽で楽しめます。
これによってスマホがウォークマンになるので、非常に便利。
カメラは自然の色味の方にウェイトを占めている。
XPERIA1のカメラは標準、望遠、超広角の3つのカメラが用意されています。色味は自然に近い感じです。
iPhoneはどちらかと言えば白みがかかってる印象なので、好みはありますがね。
なお、カメラの評価は散々だったそうです。それが理由で売れなかったというのもあるみたい。
指紋認証がゴミ(現在は慣れたのか解消してる)
XPERIA1の指紋認証はあまり良くありません。
わたしも手に入れた当時は指紋認証の認識の悪さに悪戦苦闘していましたが、現在はある程度解決しています。
今のXPERIAはボタンと一体型になっていますが、XPERIA1は上記の写真の通り別々になっています。
電池持ちが悪い。
XPERIA1はディスプレイの都合や表示もあるけど、節電モードやバックで動くアプリがあるにしても電池の持ちが今ひとつです。
今は自宅で使うことがほとんどですが、それでも何もせずに1週間程度は持つiPhone12 Pro Maxと比較して数日(2日程度)で充電しなければ使えない。毎回充電する手間はバッテリーの劣化含めてめんどくさい。
電池交換はメーカー、キャリア、有志の業者で依頼できますが、基本的にiPhoneやPixelと比較してめんどくさいのが現状。
ポケットに入りづらい。
先ほどは持ちやすいといいましたが、6.5インチの大画面でかつ21:9のアスペクト比の影響で縦長になっています。そのためポケットに入りづらいのです。
XPERIA5は同スペックで4KからフルHD+の6インチディスプレイにグレードを落とした結果、ポケットに入りやすくなっているので、携帯性で選ぶならXPERIA5の方がいいのです。
ビデオ撮影ソフトが使いづらい。
XPERIA1以降のXPERIAは映画撮影でも使われるソフト(Cinema Pro)を採用しています。本格的なカメラ撮影ソフトですが、操作が難しいので、なかなか使いづらいところ。
おまけにカメラ評価は悪いと言われています。とはいえ、iPhoneが白みが多いのに対し、XPERIAは自然の色に近いので、この辺りは好みになりますね。
Twitterが使いづらい。(だからiPhoneに戻した)
XPERIA特有の問題じゃないけどAndroidは昔ながらの戻るボタンを採用すれば問題ないのですが、iPhoneX以降に採用された下からスライドして元の画面に戻るモードにしています。
そうなれば、戻るボタンが使えない(端でスライドする)ので、その影響なのかiPhoneだと下部にあるアイコンがAndroidにはありません。
誤操作がたまに出るので、使わなくなります。
二画面はいいけど、結局使わなかった・・・
2画面モードは非常に便利と思ったんですが、わたしの場合スマホで動画を見ないので使わなかったですね。(テレビやタブレットで見るため)
スマホで動画とSNSを同時進行で動かす場合はピクチャインピクチャもありますが、XPERIAの2画面の方が大きいのでメリットはあります。でも、わたしの場合は使わなかった・・・
SIMフリーは便利機能が削減。
SIMフリーモデルは容量が増えた反面おサイフケータイやワンセグ機能はなくなっています。(キャリアはある)
まぁ、使わない方にとっては別にどうでもいい機能ですがね。
キャリアスマホのSIMロック解除はどっちみちしてもバンドがないので意味がない。
これはXPERIA特有の問題ではありません。
わたしはあくまでミニタブレットがわりに使っているので問題ありませんが、問題は通信を変更する場合。
SIMフリースマホやキャリアのiPhoneなどはバンドが最初から全てに対応しているので問題ありません。
しかし、キャリアスマホはそれ用にバンドが設定されており、付属するバンドもそれだけになっています。これはすなわちいくらSIMロックを解除しても他のキャリアの通信が使えない場合があるのです。
特にプラチナバンドについてはキャリアで全く異なるので、ドコモのプラチナバンドをKDDIのスマホで使えないということです。
また、楽天モバイルは基本的にKDDIと同じバンド(数も削減)しているので、ソフトバンク版だとほとんど使い物になりません。
今となってはXPERIAもSIMフリーが出ているので解消されていますが、当時は非常に悩ましい問題でした。
最終的にSIMロックは禁止になるみたいですが、それでもバンドがそのキャリアだけ設定されていたら結局は意味ありません。
去年の投げ売りは4月末から販売し、8月まで売れた。
ソフトバンクの在庫処分未使用品をSIMロック解除した上でイオシスで販売。価格は49,800円。そこから徐々に値下げを行い、最終的にパープルは在庫が多かったのか42,800円まで値下げされました。
XPERIA1 IIでもここまで未使用が値下げされたことがないので、どれだけソフトバンク版の在庫がありまくっていたのがわかります。
当然、13万円したのが5万円で買える、しかも4KでCPUはハイエンドsnapdragon855となれば、売れないわけない。
ブラックは早くなくなり、在庫が大量にあったパープルも最終的に売り切れました。
現在は中古品が販売されていますが、ソフトバンクの良ランクでも39,800円(投稿時)なので、それを考えたら現在でも中古品として考えたら高い。
今買うべきかどうかと言えば、微妙・・・
現在、ソニーがSIMフリーを販売していますが、如何せん2年前の端末なのでOS保証がどれだけ持つかわかりません。価格も7万円台と微妙な価格設定です。(ストレージは増えていますが)
AndroidはiPhoneと異なりOS保証を公言しているメーカーはGoogleやシャープなどごく少数で、ほとんど非公開です。
だから、いきなりAndroidOSのアップデートができなくなります。それを考えたら微妙かな?
とはいえど、OS保証を考えて買うんだったら7月発売予定のXPERIA1 III1や一年型落ちのXPERIA1 IIの方がいいと思います。ただし、価格は非常に高額になるので、4Kや画面の大きさにこだわりがなければXPERIA5など大きさのグレード(CPUならXPERIA10など)を落とすのも手です。
それに、有線で音楽を聴きたい方はXPERIA1はダメ。付属してるイアホンジャックのケーブルが必要なので。(ワンセグでテレビを見るアンテナも兼務になってる)
(追記)
XPERIA1IIについて、ドコモのahamoなら71,500円から買えるとのこと。XPERIA1の欠点を解消しているので、結構お買い得だと思います。ahamoならiPhone11やGalaxy S20も超お買い得価格で購入が可能。最新スマホがいらない方ならこれでも十分。恐ろしいわ。w
初めてのAndroidだったけど、結局iPhoneに戻した。
XPERIA1は微妙な点もあったのか、やはりわたしには使いこなせないと感じました。
そのため、慣れているiPhoneに戻すことにしたので、昨年の11月にiPhone12 Pro Maxを購入してXPERIA1は自宅のごろ寝スマホとして現在に至ります。
とはいえ、近年はタブレット(iPad Pro)を触る機会が増えているので、スマホを触る機会は減少しています。今後スマホを買うにしても本当に最低限(カメラもどうしようか考え中)にするかもしれないですね。それだけこの1年でライフスタイルは変わってしまいました。
最後に
純粋な国産メーカーのスマホはソニー、シャープ、富士通、京セラなどどんどん少なくなっています。
近年はアップルはもちろん、シャオミやサムスンなども人気があり、海外メーカーに追いやられているのも事実です。
国産メーカーのスマホは以前から価格も高い割には中途半端な性能がよく出ているので、なかなか決定打に欠けていました。
ソニーはそれでもめげずに頑張っていると思います。やはり国産スマホで有名なのはXPERIAですからね。今後はPS5との連動もあったら面白いかな?と思ったりします。
今回はソフトバンクの投げ売り未使用品を半額以下で買えることができましたが、やはりわたしにはAndroidは相性が悪いのかもしれません・・・でも、Androidに触るという経験ができたのでよしとします。
本日はXPERIA1の導入1年で感じたことを書いてみました。
最後までご覧いただき、ありがとうございます。
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