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先日8月3日にコナミアミューズメント(以下、コナミ)の音楽ゲーム・jubeatの新作が稼働しました。
初日に早速プレイしました。本日は今更ではありますがそんなjubeat Ave.のファーストインプレッションをお話しします。
今までの業務用の経緯については以下のリンクを参照願います。
Contents
jubeat Ave.のいいところ、悪いところ。
◎:新作稼働で大喜び。
まぁ、この辺りは奇跡の更新といったところでしょう。
◎:基本的に変わっていない。もちろん1回100円の親切設計。
プレイ料金からハードモード切り替えなど、festoと基本的にシステムは変わっていません。
プレイ料金も2014年からコナミは今までの仕様を「プレミアムプレイ」などと称し120円設定にしています。jubeatもsaucer fulfillから設定しており、100円プレイではEXTREMEを選択できませんでした。(のちに解決)
Qubell以降は料金体系を見直し、電子マネー(PASELI)も現金も基本100円に戻しています。つまり元通りにしたわけです。
clanからはマッチングプレイが別々の楽曲でも可能になっています。
jubeatは音楽ゲームのエントリー機としての役割もあり、さらに近年の衰退も踏まえてテコ入れをしており、それはAveになった現在も継続中です。
◎:ターゲットスコアで目標数値までモチベーション上がる。
ターゲットスコア導入により、目標数値までモチベーションを高めるようにできます。
これはビートマニアでも取り入れられてる要素です。
ただし、表示されるのがコンボの下であることから気にするユーザーも出るかもしれません。わたしは少なくとも導入できないね。順位でも気にするから非表示にしてます。
×:版権楽曲が少なめ。
今回の版権のスタメンは9曲で、「アニメソング」「ソーシャル(ボカロ)」「東方Project」がそれぞれ2曲、4曲、3曲(重複のぞく)となっており、前回とくらべて非常に寂しいものとなっています。
jubeatは過去にもたくさんの版権楽曲を収録していたのが売りとなっていました。全盛期のknitのスタメン楽曲でも39曲(うちカバーは2曲)と豪華。それを目的でプレイされた方も少なくありません。
festoでも21曲(うちポップスが12曲)とknitと比べて少なくなってるとはいえ、それでも頑張っている方です。ちなみに現在できるのは6曲だけで、人気youtuberのヒカキンさんとセイキンさんの楽曲は残念ながらプレイできません。(のちにたくさん収録しています)
和田アキ子さんの楽曲が配信されたときの他の楽曲は全てソーシャルと東方でした。knitの頃と比べてジャンルのニーズが変わってきているのがよくわかります。
それを踏まえると(いくらそのジャンルに需要があるとはいえ)9曲は非常に寂しいものとなっています。おまけにアニメソングは全部カバーです。
もちろん今後版権楽曲の追加はありますが、制作費削減感は拭えない印象です。
×:解禁作業がめんどくさい。
jubeatは基本的にコナミオリジナル楽曲は隠し楽曲扱いとなっています。Ave.も例外でなく14曲(8月14日時点)がコナミ楽曲ですが、全部隠し扱いです。
それを解禁するシステムがあるのですが、重たい上に謎解きもあるので非常にめんどくさい。
まぁ、これは今に始まった事ではないのですが、相変わらずめんどくさい作業が続きます。
△:伝導解禁できるけど・・・
jubeatといえば隠された楽曲がほとんどのため、解禁のために誰かとマッチングして所有してない楽曲があれば解禁できるようになる「伝導システム」が備わっています。
エントリー機として稼働しているものの、コナミ楽曲は一部を除いて隠し楽曲扱いとなっています。一部楽曲はカード登録すればプレイできたり、普通にプレイできるものもありますが、ほとんど隠しになっています。
とはいえ、伝導解禁を狙ってやるにしても非常にめんどくさいし、近年は筐体が減っていることもありマッチングで当たることも少なめです。これでは本末転倒。
また、エントリー機としての役割を担っているんだったらテレビ等で知られる版権楽曲(主にJPOPやアニメソング)も充実させるべきなんでしょうけど、先述の通り以前と比べて減少傾向です。
festo末期に行われたイベントの楽曲も解禁できません。救済措置は今のところないのがなぁ。
追記
LIGHT CHATのコンシェルジュを選択し、ポイントを集めることによって解禁可能となりました。
△:家庭用jubeatやってたらもう飽きる。
重たい解禁作業、過去の楽曲の解禁措置が中途半端な状態のjubeat Ave.。
実は家庭用jubeat(ユビート)をプレイしているわたしはもう飽きているのです。
festo楽曲はほとんど解禁してませんが、既に家庭用でほとんどの楽曲がプレイできるため中身は既にわかっています。だから今更業務用でプレイするのはどうなのか?というのもあったりします。
それに、2019年に配信されたDualityとLAST OATHや2020年に配信されたRAISE YOUR HEADS UPなんかは期間限定イベント以外では解禁措置がなく、今回のAveまでは家庭用を持ってない限りプレイすることは2〜3年不可能だったわけです。リフレクビートの伐折羅でも言われたことなのにね。同じことが起きてもそれだけ言われない、それだけ人気が落ちてるんだろうな。仮にわたしが現役だったら怒ってたよ。
今回3回プレイしましたが、既に飽きています。それに次に来る問題も理由の一つだったりします。
×:設置店舗が少なくなっている。
jubeatは以前と比べて設置店舗が減少しています。
人気の低迷(=インカムの減少)と筐体の老朽化、ゲームセンターの閉店も含めるとjubeatだけでなく他のゲームも減少しています。
特にjubeatは一世風靡をしたゲームだったために、現在の衰退っぷりがより際立っています。
実際四国でも高知県で4店舗、他の3県は3店舗しかありません。香川県でも高松市、善通寺市、綾川町にそれぞれ1店舗(台数は2台ほど)だけ。
以前までならアミュージアム高松店、マックスボウル善通寺、イオンモール綾川の3店舗以外にもラウンドワン高松店、アミパラ丸亀店、宇多津アクセル、戦、まるゲ、MGレインボー店、ジャンボフェリーなどたくさんの店舗に設置されていましたが、現在は閉店及び撤去しており、上記3店舗でしかプレイできません。
特にラウンドワン高松店は6月まで設置されていましたが、リニューアルに伴い撤去。(リフレクビートやノスタルジアも亡くなった)
高松市内でjubeatをプレイするにはアミュージアムに足を運ぶしかないのです。ギタドラもラウンドワンしかありません。それだけ減ってる。
愛媛県でもMGキスケ店、MG大街道店、宮西スタジアムにしかなく、全部松山市にあるゲームセンターなので、今治市や新居浜市などのプレイヤーはわざわざ足を運ばなくてはなりません。
そんな物理的な理由もあるため、伝導開放がしづらいという本末転倒な状態が続いているのです。他に措置があればいいんですが、それでも重たければ本末転倒。
もちろん都会になればなるほど設置店舗数は増えてくるのですが、それでも以前よりかは減っています。何よりラウンドワンのリニューアルの煽りを喰らったのが非常に大きいと思います。
ちなみに、jubeatのお膝元である兵庫県は15店舗です。
まとめ。
まとめです。
今回正式にスタートしたjubeat Ave.ですが、正直なところ出だしは微妙と感じています。実際足を運んだ店舗でもプレイされてる方は一人しかいませんでした。
相変わらず重たい解禁作業もさることながら、一番はやはり家庭用である程度できることと人気、老朽化、閉店による設置店舗が大幅に減ったことによる伝導解禁の恩恵が受けづらいということでしょう。
特に設置店舗数、都会はある程度あるのですが、地方になると四国でも3店舗とかひどい状態。新幹線が通る鹿児島や熊本でも2店舗、3店舗しかありません。それだけ現状として不利。
楽曲でもコナミ楽曲はほとんど隠し扱いになっており、人気の低迷と設置台数の減少も影響してかマッチングで当たることが全盛期と比べて芳しくなく、伝導解禁がしづらい状況を考えるとエントリー機としての役割を担っているかと考えると微妙なところです。
10年前のknitやcopiousの頃は4台設置されたり、順番待ちもありましたが、現在は連コインができるぐらい廃れています。
それでも定期的にプレイされる方も非常に多く、現在でもEXC動画(全部パーフェクト判定で楽曲を終える)が公開されていることもあるので、一概に衰退しているというわけではありません。
しかし、全体で見ればやはり衰退してるという印象は否定できず、コナミ内でもビートマニアやサウンドボルテックスに力を入れていることから版権楽曲のラインナップも踏まえて制作費削減感は拭えません。
それでも新作を作ったのは奇跡に近く、感謝するしかありません。
今後、どんな弾を用意するかわかりませんが、長い目で見守っていこうと考えてます。
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