【iPad Pro】かなりムカついてるけど、塩漬けになりやすいのもタブレットの宿命。

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 先日5月15日にiPad ProとiPad Airの新型が発売されました。アップルファンから歓喜の声が上がったとも言われています。

 今回、わたしは買うことはないのですが、欲しいなぁと思う時は十分あります。

 ただ現在iPadをあまり使ってなくて塩漬けになっています。(執筆時は塩漬け状態だったけど、現在はメモ帳で試験的に使っている)

 iPadは塩漬けになりやすい傾向にあるのです。なぜそうなるのかを解説します。

引用元:アップルジャパン合同会社

今回のiPad Proがムカついた理由:M3チップが半年で型落ち。

 今回のiPad ProではM3チップを搭載して出すとも言われていました。

 しかし実際蓋を開けてみればM3チップを飛ばしてM4チップを発表。当然M3チップよりも性能はアップしています。

 今回のM4チップの性能はM1Pro相当とも言われており、M3チップと比較しても2割程度の性能アップをしているとも言われています。

 そんなM4チップも3月に発売したばかりのMacBook Air(わたしが買ったやつ)を凌駕する性能をiPad Proにぶち込んだというわけです。

 つまり、昨年秋に発表されたばかりのM3チップもたった半年程度で型落ち品となったわけです。かなりガッカリ感が強くなったのはM3チップのMacBookを持ってるユーザー(わたし含む)かもしれません。

M3すっ飛ばしてM4にした理由とは?

 ただ、なぜアップルはM3すっ飛ばしてM4を採用したのかについては憶測がありますが、最大のライバルであるインテル、AMD、クアルコムがそれ相応以上の性能を出してきているというところもあります。

 M1チップが初めて登場した時は「すごい!」と称賛されていましたが、現在はそれを上回るCPUやGPUがライバルからも登場しており、もはやスペック競争になっている状態。

 またAIが今後主流になるのは確実であることから、アップルもうかうかしていられないとM3でなくM4を早くリリースしたのではないでしょうか?

 もはや現在はCPUGPUのスペック競争のために出してるんじゃないか?とも勘付いてしまいます。

 なお、アップル自身動画でM3のようにM4を細かく紹介しておりません。そう考えるとM3ベースでマイナーアップデートなのかもしれません。

価格は999ドルから、日本円で168,800円からとMacBookより高い。

 今回用意されたのは11インチと13インチで、13インチは厚さはアップル史上最薄の5.1mmになったと言われています。それでも電池持ちは基本的に今までと変化なし。

 その分価格も大幅に上がりました。11インチモデルが999ドル、日本円で168,800円からということです。

 ただ、これにはカラクリがあります。

 このモデルのストレージ容量が256GBからスタートとなり、512GB、1TB、2TBと選択ができるようになります。(詳しい内容は後述)

 つまり今まであった128GBが廃止され、256GBからスタートということになるわけです。その容量の分価格も大幅に上がっています。

 これ、実はiPhone15 Proと同じことをやってるわけです。あっちも128GBは廃止されてます。

このフルパワーの恩恵を受けることができるのは一部のユーザーだけ。

 今回のiPad Proで進化した点を簡単にまとめると以下の通り。

  • miniLED(前作12.9インチモデル)からOLEDに進化した。
  • 1TB&2TBモデルと256GB&512GBモデルで差別化しており、CPUGPUのコア数やナノテクスチャーガラスの設定に影響が出ている。
  • 厚さが前回より薄くなった。13インチモデルに至っては5.1mmと最薄。
  • 薄くなったため、Magic Keyboardもモデルチェンジ、Fキーが追加。
  • Apple PencilもProモデルが登場し、ペン先を回して方向が変わる機能(バレルロール)などができる。ただし今回のAirと共に第2世代は使用不可能。

 そのため、アップルは「iPadを壊す(全面から見直す)」と先日動画および現地での展示会を行ったわけです。(ピアノとかを壊すCMは批判殺到したが)

 なので、そう言ったフルパワーのiPad Proを遺憾なく発揮できるユーザーというのが「レイヤーを多く多用する絵描き」「一部の動画、音楽制作者」「ヘビーゲームユーザー」ぐらいなものです。

 もちろんjubeatなどの音楽ゲームアプリだと(リフレッシュレートが対応しなければ)全く無意味。

 特にApple Pencilのパワーアップはイラストレーターにとっては大きいので書きやすく、そしてサクサクして動かすことができるようになったので大きいと思います。

 音楽については未知数ですが、動画制作では恩恵を受けそうです。

ほとんどの人はiPad(できればAirか中古型落ちのPro)を買えば問題なし。

 なので、「動画閲覧」「ネット閲覧」「メモ」「読書」「一般的なゲーム」といった軽い利用するユーザーにしてみりゃオーバースペックになるわけです。

 そうなってくるとiPad Pro(今回の第7世代)でなくて、iPad Air(今回の第6世代)やiPad(第10世代や第9世代)を買っても問題ないわけです。

 性能はもちろん今回のProより大幅に落ちるわけですが、軽い用途だとそこまでいらないのでこのスペックで十分というわけです。

 iPad(第9世代)でも十分賄えるわけですが、個人的にはAir(M1以降)か中古型落ちのPro(特にM1とM2)をお勧めしたいですね。ただし価格もそれなりにします。

 iPad miniは(個人的にめちゃくちゃ欲しいけど)クセが強いので10インチ程度が無難です。

用途が限られるので、塩漬けになりやすいのがタブレットの宿命。

 わたし自身、M1のiPad Proを持っているわけですが、当初は動画制作を考えていたわけです。ですがそれもせずにjubeat専用機と化していました。

 そのjubeatも更新が滞ってしまったことにより昨年12月よりプレイ終了。(現在はビートマニアインフィニタスを契約)

 結果としてApple Pencil含めて塩漬け状態になっているわけです。

 高額なiPad Proですが、プリキュア展のために大阪に持っていく計画はあったわけです。が、それも結果的に中止。FireHDで代用したぐらいです。(バカ高いProが壊れたり盗まれたりしたらそれは一大事ですからね。)

 それぐらいiPad Proって目的が明確でなければ(「動画制作を考えていた」でなく「動画制作を行う」にしないとダメ)使い道がなくなるわけです。

 これはiPadに限らずAndroidのタブレットでも起きる問題です。

 読書でもなんでもそうですが、これらは全部スマホでできます。

 スマホだと画面は小さいですが問題なければスマホで代用すればいい話なのです。実際読書用端末としてわたしはPixelを使っているのです。(音楽プレイヤーはXPERIA)

逆を言えば、今のiPad Proを買えば数年は買い替えなくても良い。

 逆を言えば今のiPad Proを買い換えるユーザーは上記のヘビーな使い方をしつつ性能に不満を持ったユーザーぐらいで、他のユーザーで買い替えるとしたらファンぐらいなものです。

 なので、わたしが今回のiPad Proを購入する予定はありません。

 仮に買うとしたら今のM1を売り飛ばすわけですが、実質8万円(執筆時)で買えるということなので揺らいじゃうのも事実なんです。でもいらない。

 ただ、ヘビーユーザー以外のユーザーが今のiPad Proを購入したら数年(10年単位?)は購入する必要はなくなるわけです。

 今までのAチップ(iPad ProならA12X Bionicなど)でも発表されてから5年は少なくとも使えるわけで、iPad Air(第2世代)に至っては7年使うことができました。

 M1チップになったことにより、それがさらに伸びる可能性も十分あるわけです。

 今後WWDCでiPad OSについても発表があると思われるので、そこで非対応になるiPadが出ると思います。

 が、それでもせいぜい第6世代のiPadクラス以前になるかと思うので、M1チップ以降は当面ないと思っていいでしょう。(あくまで予想なので参考程度に)

パソコン(特にMacBook)持っていたら不要論は現在も健在。

 今回新しいMagic Keyboardが発表され、ますますパソコン化に近づきつつあるiPadですが、個人的に現在でもパソコンがあればパソコンとしてiPadを使うことはまずなくなると思ってます。

 実際のところ、iPadは現在でも単体で考えたらマルチタスクができず、せいぜい2ウインドウだけなのです。

 iPadでブログを書いていた頃はそれでも問題ないのですが、マウスの操作やらキーボードやらを用意する必要があり、それだけのためにHHKBよりもバカたかいMagic Keyboardや打ち心地はイマイチでも薄いスマートキーボードは必要か自問自答したぐらいです。

 その後MacBook Airを購入してからはブログはMacBook(現在はideapadも)中心となり、iPadでブログを書くことは無くなってしまいました。

 パソコンならマルチタスクは余裕でできるので、結果的にパソコンを使うことになっちゃうのです。

アップルはmacOSとの統一を図ろうとしている?

 ただ、アップルが現在でもMagic Keyboardを開発していたり、M1チップ以降のiPadに限るのですがモニターに接続すればマッキントッシュのようなレイアウトになることができるようになります。さらにウインドウの移動もマッキントッシュのように動かせるようになっています。(ステージマネージャーといいます)

 そして今回のM4チップを採用したのはそういった処理がさらに向上されるのも含めている可能性はあるかもしれません。

 将来的にはMac OSとの統一を図ろうとしてるんじゃないか?とも取れてしまいます。

 実際サムスンでもスマホをモニターに接続してパソコンのように使えるような機能が搭載されています。ただ、こちらも同様にWindowsやマッキントッシュの牙城が崩せるかどうかは未知数で、現在でも進化は続いています。

iPadはクソ高いし、塩漬けになりやすいので慎重に。

 今回、iPad ProとiPad Airが発表されましたが、ほとんどのユーザーにとっては買い替える必要のないものです。

 本当に買い換えるのはイラストレーターや動画制作者(のちには音楽制作者も)、ヘビーなゲームをするユーザーぐらいで、読書やネット閲覧程度ならiPadで十分です。

 確かに薄くなってOLEDで綺麗になったのは理解できるんだけど、そこまでのために16万円を出すのは確かに勇気がいるし、どーせそこまで使わない可能性が出るので、本当に購入するのであれば「ちゃんとした目的」を確定させた上で検討しましょう。「今後考えてる」はダメです。

 そうしないとゲーム専用機とかネット閲覧機など無駄になるし、パソコンやスマホを持ってるユーザーがほとんどを占めてる現在、特に塩漬けになりやすい端末であるのはパワーアップした現在でもOSがどうであれ変わりません。

 それだけ慎重にならなければならない端末なのです。

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