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わたしは学生の頃からサウンドシステムを構築しており、現在はサウンドバーを使用しています。
しかし、近年はそんなサウンドシステムを使う機会が激減、今あるサウンドバーも手放しました。
そう思った理由となぜ手間になるのかを今回お話しします。
Contents
元々サウンドシステムを構築するきっかけとなったこと。
元々サウンドシステムを構築するきっかけとなったのは、当時知り合っていたとある方がソニーの5.1chサラウンドシステム(ホームシアターセット)を購入し、テレビとの環境を作ったことです。
当時(今もそうですが)、ビートマニアといった音楽ゲームにどハマりしていたこともあり、ゲームセンターの音響(元々コナミは音響面(音楽面)で得意とするメーカー)を自宅でも再現しようということで、サウンドシステムを構築するユーザーも少なくありません。
とある方はソニーのリアプロジェクションテレビとサラウンドシステムでビートマニアの環境を構築されていました。
当時のわたしは(若かったこともあり)ソニーのVEGA(21インチ)だけでした。お金がなかったこともあり、とりあえずサラウンドシステムだけでも構築しようと考えたわけです。
1:ONKYO BASE-V20X。
最初に導入したのが今は亡きオンキヨー(オンキヨーホームエンターテイメント)の5.1chサラウンドシステムであるBASE -V20Xです。
これは小型スピーカーながらいい音が出せるということで導入。当時の価格で5万円ほどで購入。
これをベースにスピーカーを変更していきました。
1.5:BASE-V20X+三菱電機DIATONEスピーカー。
最初に行ったのはスピーカーの更新。
色々試しましたよ。ONKYOやAurex(東芝)、DENON(日本コロムビア)とかね。巨大スピーカーだったため、6畳という狭い自分の部屋に圧迫されたのはいい思い出です。
- ONKYO:BASE-V20X(2005〜2010ごろ)
- Aurex(2005)
- DENON(2006〜2008)
- DIATONE(2006〜2020)
- YAMAHA(2011〜2012)
その中でも「幻のスピーカー」として言われていたのが三菱電機のDIATONEスピーカーです。
DIATONEはプロも使用したことでも知られています。しかし1998年に製造を終了しており、当時は中古やジャンクで買うしか方法がありません。
わたしも結局ハードオフなどを巡ってDIATONEスピーカーを導入していました。
導入したのはメインが当初が「DS-77」という大きいスピーカーでした。その後「DS-300(500かもしれないが)」、サブスピーカーが「DS-103」で、ウーファーが「DS~W3」に変えていたと思います。センタースピーカーはそれに見合ったものがなかったので、ONKYOのを使っていました。
今思えばそんなに使う機会はなく、所有欲を満たしていたんじゃないか?と思います。
2:Pioneerアンプ+三菱DIATONEスピーカー。
ONKYOのサラウンドスピーカー、センタースピーカーを除き処分。
代わりに導入したのがパイオニアのAVアンプでした。
当時ハードオフで5千円ぐらいで売っていたものです。本体のつまみが故障している以外は問題なかったので、すごく安く高いアンプが導入できました。
これに先述のDIATONEスピーカー(一時期ヤマハのスピーカーも使ってた)を接続して楽しんでいました。
しかし、大きすぎるのと賃貸でこれを使うのは近所迷惑になるということなので、徐々に使わなくなっていきます。
その間にウーファーやサブスピーカーも処分し、最終的にメインスピーカーとアンプの2chだけに止めていました。
その後、最適化ということで2020年に全て処分。サウンドバーに変更します。
3:DENON DHT-216。
テレビの音響がしょぼいと正直嫌だったので、改めてサウンドバーを導入。
当初はヤマハやBOSE、ソニーを考えていましたが、前者はサイズが非常に大きいので断念。後者は高額の上(BOSEは10万円もする)賃貸だからそこまで音が出せないということで断念。
色々調べた結果、今使ってるDENON(日本コロムビア)のDHT-216になります。
雑誌等のレビューでコスパの高いサウンドバーということで購入しました。最初は良かったのですが、やはり徐々にめんどくさくなって使わなくなります。
また、リモコンの反応がイマイチなのも個人的に使わなくなった理由。
最終的に放置。そして手放しました。
サウンドシステムはやめとけと言える理由。
1:サウンドシステムは目的がない場合は組むべきじゃない。
ここで思ったのはサウンドシステムは「目的がない場合組むべきじゃない」ということです。
当初はビートマニアの音環境を良くするという目的があって組んでいました。だから積極的にハードオフなどオーディオショップに足を運んで行ったわけです。
しかし、ビートマニアを自宅ですることがなくなってからはただのサウンドシステム。長期にわたって同じ環境でやってましたが、(勿体無い精神も含め)使わなくなり、埃を被る状態となりました。
今、テレビの視聴といえば動画か録画した番組が中心となってるため、正直必要ありません。
つまり、ゲームであろうと映画であろうと、目的がない限りはこういったシステムは組んではいけないということです。また完全に飽きた場合はさっさと手放すのがいい。
2:荷物が嵩張るので、引越しの足枷になる。
サウンドシステムはサウンドバーや小さいスピーカーなら何しも、大掛かりなサウンドシステムとなると段ボール箱で数箱を要する規模の荷物になります。
当然ですが、そうなると置くだけの家賃もかかりますし、引っ越す時もそれだけの荷物が追加されてしまい、一歩間違えたら価格も跳ね上がってしまいます。
一軒家で十分な防音設備が整ってるなら何しも、一般的にはそんなことないのでやはり不要になったら手放すのがいいと思いました。
3:そもそも大きな音は出せない。(特に集合住宅)
それ以前にサウンドシステムは映画館のような臨場感のある音が出せると言いますが、そのポテンシャルを発揮できるところは限られてしまいます。
大型家電量販店(例:エディオン松山本店、ケーズデンキ高松本店)や専門店だったらそれらのコーナーがあり、迫力のある音が出せるのです。
しかし、それを自宅で発揮するのは非常に難しいと思います。
一軒家でも周辺に家があれば近所迷惑になります。ましてマンションやアパートなどの集合住宅になるとさらに出来ない。
わたしでも賃貸に住んでいますが、発揮できずに埃かぶってしまったのはいうまでもありません。
あのyoutuberのSeikinさんですら、BOSEのサウンドバーをレビューするときにご自宅(マンション)の撮影場所でなくプロの音響ルームで鳴らしたぐらいです。それだけ日本では難しい。
やるにしても「田舎の一軒家」か「防音設備を整えた部屋や小屋」じゃないと難しいのです。それだったら別にいらねーやってなる。
4:サウンドバーにサラウンド機能は基本的にあまりない。
所有してたものを含め、AVアンプにはサラウンドの切り替えができます。
これがどうゆうことかというと、エコーをかけたりベース音を中心に音を鳴らすことができるのです。
ただ、サウンドバーの大半はあくまでテレビスピーカーの延長線上。dts VirtualXといったサラウンド規格はあるものの、うまく使いこなせるかというと疑問だし明らかに音が違うってわけじゃありません。
わたしのDENONサウンドバーも例外でなく、音はいいけどそれだけって形です。それやったらヘッドホンでも十分なんですよ。
5:オーディオコーナーは縮小傾向。(ワイヤレスイヤホンを除く)
それは家電量販店でも如実に現れており、大型店(例:エディオン広島本店、エディオン松山本店、ケーズデンキ高松本店など)を除いてサウンドシステムを構築するようなオーディオコーナーはもちろん、一般的なオーディオコーナーは縮小傾向です。
コンポが少ないのはやはりCDでなくスマホで音楽を聴くユーザーが増えたと思われます。その影響は顕著に出ており、ワイヤレスイヤホンやワイヤレススピーカーは徐々に充実し始めています。
ましてピュアオーディオは大型家電量販店とかでないとまず無理。
それだけオーディオは市場が転化していったんでしょう。それゆえに昔のやり方が通用しなくなってきてます。
6:ワイヤレスイヤホンでも十分いい音は出せる。
だからと言って、わたしがサウンドシステムを諦めたか?というとそうではありません。
現在わたしがやってるのはワイヤレスイヤホンでのサウンドシステムです。
今、ANKERのSoundcore Liberty Pro 3を導入したことによってSoundcore Life A2 NCが余ってしまってるので、それを使っているのです。
また、所有してるBRAVIAにはBluetooth機能が搭載されているので、接続すればこれでも十分いい音は出せるし、おまけに近所迷惑にならない。
ただ、これはBluetooth搭載テレビがあることが前提で、ない場合はBluetoothの受信アダプタが必要です。代表例として以下のもの。
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BRAVIAはSBCしか対応してないので、AACやLDACが欲しいユーザーは対応してもトランスミッターは必須。(360度オーディオはテレビも対応しなければならない。わたしのテレビは非対応orz)
7:いちいち電源を立ち上げるのが面倒&HDMIの処理が大変。
サウンドシステムの恩恵を受けるためにいちいち電源を立ち上げなければなりません。
基本的にHDMI(ARC機能搭載のみ)、光端子、従来型のピン端子で接続するでしょうけど、HDMI以外は電源を入れなければいけません。
その手間っていうのが実はめんどくさくなり、使わなくなるのです。
わたしのパソコンに備え付けてあるTaotronicsのサウンドバーはフルに使っていますが、これはすでに電源が入っている状態なので差し支えなく使えているのです。
過去にANKERのポータブルスピーカーをPCスピーカーがわりに使ってましたが、同様に電源を入れるのがめんどくさくなり手放しました。それだけ電源を立ち上げるのがめんどくさいのです。
現在はHDMI経由(ARC機能搭載のみ)で使える機種も増えており、テレビをつけると同時に電源が立ち上がるためめんどくささはなくなっています。(いわゆるVIERAリンクみたいなもの)
しかしHDMIを一つ消費するのと、画質面や音響面で問題は生じてしまいます。そのため近年はeARCという規格を作っています。わたしのBRAVIAも当然対応。これによりドルビーTrueHDなどにも対応するようになります。(もちろん対応機器は必要)
ただし、ARCは光端子と同じように単独でHDMIを接続すれば音質は劣化するとのこと。だから機器とテレビの間にサウンドシステムを介さなければなりません。また、機器も多かったらそれだけセレクターが必須。基本的にサウンドバーのHDMIの端子は入出力共に1個がほとんどです。
あと、4Kパススルー対応の機器も必要なので、一筋縄ではいきません。
ちなみに、BOSEは独自のアップコンバートで劣化を抑えているそうです。
本当はWH1000-XM5かサラウンドヘッドホンがほしい。
本当はソニーのWH1000-XM5やサラウンドヘッドホンが欲しいってのもあります。
後者はヘッドホンで擬似的に7.1chといったサラウンドが体験できます。前者は先述のトランスミッターを介せば360度サウンドが体験できるのです。
あと、XM5はマルチポイント対応。(LDAC時は非対応)これも大きいところ。
現在はNCでやってますが、満足できなければこっちも検討していきたいですね。ただ、XM5は49,500円と超高額なんだよな・・・
よー考えたらXM5を自宅で使う用にして、NCを会社で使うって手もありかな?NCはMacBookで接続して使う形でね。ちょっと考えてしまうな。
あと、空間オーディオ(アップルもやってる)は対応機器(スマホ、音響機器、ソフト)が全部必要なので、結果的にサウンドバーと変わらない。それやったらイヤホンで十分やん。
とはいえ、有線にも対応するのは完全ワイヤレスイヤホンでは出来ないことなんだよね。
ちなみに、サラウンドヘッドホンは市場が縮小状態なのか生産終了しており、Amazonでも2万円台だったソニーのWH-L600が6万円と大幅な値上げ(それだけないし、Amazonじゃないし)をしています。現在出してるうち日本ビクター(JVCケンウッド)は10万円。手が出ません。
音楽ゲームする際は遅延に注意。
ただし、例外もあります。
ゲームでシューティング、アクション(格闘アクション含む)、そして音楽ゲームをメインにプレイされる方は遅延に注意。
Liberty 3 Proで一回jubeatやりましたが、大幅な遅延が生じてしまい使い物になりませんでした。(遅延調整をすれば可能だけど、めんどくさいのでパス)
ビートマニアの場合、IIDX RED以前のゲームには遅延対策が施されていないので、気を使う必要があります。その際は有線でも対応できるワイヤレスヘッドホンとかがあれば尚いいと思います。ちなみにXM5はできるそうです。(マイクの接続は不可能)
まとめ。
まとめです。
今回はサウンドシステムはもはや手間しかないので、目的がなければない方がいいということでお話ししました。
わたしの場合昔はビートマニアといった音楽ゲームをやってたので、目的がありました。しかし現在はビートマニアを自宅でやることがなくなってるので、もはや無用の長物です。
もちろん賃貸だと迷惑になりかねないというのも欠点です。他にも引越し時に荷物が嵩張るし、サウンドバーはあくまでテレビの音の延長線上にしかならない、サラウンド音源が出ないといったものもあるため、難しいところです。
だから一人で使う場合はヘッドホンでも十分と考えてしまいます。
今はBRAVIAのBluetooth経由でSoundcore Life A2 NCを使ってますが、将来的にWH1000-XM5とかのヘッドホンを検討してもいいかな?と考えましたが、実際導入するかどうかは未定。
というか、サラウンドヘッドホンを購入しました。
いずれにしても、目的がなければサウンドシステムはもう組むべきじゃないですね。特に狭い家や賃貸なんかは難しいです。はい。
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