いつもご覧いただき、ありがとうございます。
先日3月4日、ソニーより大人気レースゲーム・グランツーリスモ7(以下、GT7)が発売されました。前作グランツーリスモ6の9年ぶりのナンバリングタイトルとなります。(派生版含めりゃ2017年のグランツーリスモスポーツ以来5年ぶり)
今回、当然のごとく購入しましたので、ファーストインプレッションをお話しします。
Contents
結論。
- PS5とPS4対応になったのは良い。
- PS5のグラフィックは進化してるけど、PS4でも問題なし。
- PS4の読み込みが超遅い。
- (最初の段階で)新車が買えない。
- 相変わらず難しいライセンス試験。
- 毎日ログインでちょっとプレイしてボーナスがもらえるというもはやソシャゲー状態。
- ハンドルもいいけど、ネジコン復活熱望。
- ネット接続大前提。(SPORTSよりかはマシ)
PS5とPS4の上下プラットフォームになった。
今回のGT7はPS5とPS4の上下プラットフォーム(両方対応)という形をとっています。そのため、PS5とPS4のソフトが別々に販売しています。
また、今回25周年記念作品ということで、限定盤も販売。こちらはケースが金属になっており、ゲームソフトはPS5ですが、PS4版はダウンロードという形で入手することができます。価格は10,890円(税抜き9,900円)。
ただし、ダウンロード容量は110GBほどあるため、相当な時間を要します。わたしは4日の夜(23時)にダウンロードをしましたが、5日の早朝(5時)には終わっていました。
詳しくは公式サイトをご覧いただきたいのですが、限定版はGRヤリスが付いてくるので、最初の段階で超ヌルゲーになりますね。w
まぁ、他にも初回限定でカストロールスープラなども手に入るので、GRヤリスに拘らなければこれでも問題なし。ただし、GRヤリスは4WD、スープラはFRで後者はスピンしやすい機構なので要注意です。
あと、ダウンロード期限は8月4日までと短めなので、購入したらすぐダウンロードすることを推奨します。
限定版そのものはゲームショップでも売り切れが多く出回っていますので、見つけたら購入することをお勧めしたいですね。特にGRヤリスが欲しいプレイヤーは必須。また、ダウンロードでも販売していますので、そちらを買うのもありですね。
こうなった要因の一つとしてやっぱりPS5の品薄状態も関係してくるのかな?と感じますね。PS5はNintendo Switchと異なり、現在でも入手困難。わたしも抽選を試みてますが、全部ハズレ。(導入したらPS4から引き継ぐ予定)
PS5は売れてるのに、ソフトは売れてない現状で考えたら既に出回ってるPS4でも出すのは当然だと思う。多分しばらくは限定版かPS4版が売上の上位に来るんじゃないでしょうか?
ただ、PS4そのものも生産終了しているので、購入するにしても中古しかないのが現状ですけどね。
前代未聞?PS5とGT7が付属した「シニアカー」がスペインで発売。
実は、このGT7ですがスペインでPS5とGT7が付属したシニアカー(ヤリスGRスポーツ)が100台限定で販売しています。
日本のヤリスと異なり、スペインのヤリスは欧州版に倣っていますので「電動パーキング」「5穴ホイール」「リアディスクブレーキ」「アームレスト」が用意されています。その代わり超高いですが・・・
そのシニアカーにGT7やPS5が付くのはいいですよね。なかなか入手できないPS5をゲットできるチャンスですね。超高いですが。w
なぜヤリスを「シニアカー」とよぶのは、どこぞの評論家が「特にヨーロッパではスポーティー化によって若いユーザーも増えているようだが、日本では実質シニアカーなのだ」とコメントしたのを皮肉ったため。
確かにヤリスのシェアは60代以上が多いのですが、この人はフィットのシェアも同じであることと、サポカー補助金のことはスルーしてる。(親名義で契約して子供が乗るケースだってある)
なお、以下はヤリスで統一します。
PS5でのグラフィックは良いが、PS4でも問題なし。
PS5に変わったことにより、グラフィックはさらに細かくなりました。
とはいえ、PS4でも十分綺麗なので、プレイする分には問題はないでしょう。
PS4版の読み込みが超遅い。
ただ、PS5と比較してPS4でプレイした際、読み込み時間が遅いという欠点はあります。レースシーンやセレクトモードにうつる時、1分程度かかることがあります。
わたしは限定版なのでHDDでのアクセスですが、これぐらいかかってます。対策としてはSSDっていうのもありますが、やはりM.2 SSDのPS5には敵いません。検証しませんが、ディスクだともっとかかりそう。ロボット大戦はそこまで長いと感じませんが、やはりアクセスは短いに越したことはありません。
(最初の段階で)新車が買えない。
最初の段階で新車を買うことができません。
初代GTなどでも買うことは不可能ですが、見ることができます。今回のGT7は新車を買うことも見ることもできません。ゲーム(メニュー)を進めなければカーディーラーが出ないようになっています。
最初の段階では中古車ショップが開放されているため、そこで好きな車を買うことになります。まぁ、最初の段階はフィット、アクア、デミオ(現在のMAZDA2)が基本になると思います。なんかポケットモンスター感半端ないな。wwwww
なお、フィット、アクア、デミオは全て先代モデル。現行モデルはヤリスやノート含め未収録となっています。今後追加される可能性はありますが、正式にするかどうかは不明。
相変わらず難しいライセンス試験。
グランツーリスモではライセンス試験を受けなければレースに参加することができません。
今回は一部を除きやはり必須となるでしょうから、結局受けないとゲームクリアは不可能。
試験は国内B,A、国際B,A、そしてスーパーライセンスの5種類10科目。評価は3段階で、各ライセンス全科目をブロンズおよびゴールドにするとプレゼントカーがもらえます。この段階で中古車不要説もありますが、ゲームを進めないといけないので結局必要です。
そのライセンス試験ですが、相変わらず難しいと言います。ただし、初代GTをやってる身としてはかなり緩くなってると感じます。
なぜかというと、デモンストレーションを見ることができるので、簡単に対策をして試験を受けることができるからです。また、今のGTはアシスト機能がついているので、それに沿ってやればブロンズでもある程度楽に取ることは可能かもしれません。
初代はそんな機能全くないので、初代と比べりゃかなりヌルゲーになってますね。とはいえ、ゴールドにするのは非常に難しいです。(ちなみに、国内B級ライセンスはオールゴールドにしてます)
グランツーリスモはジャンルとしてはレースゲームですが、「カーライフ&ドライビングシミュレーター」としてのジャンルもあります。車の挙動は車種によって大きく異なるので、リアルシミュレーターレースゲームに慣れてないユーザーは苦戦するかもしれません。(マリオカートやリッジレーサーなどは一般的なレースゲームです。)
カフェのメニュー(ミッション)をクリアーしてコースなどを増やす。
今回のグランツーリスモ7はカフェが登場しています。このカフェがいわゆるミッション系で、クリアーするごとにコースやクレジットなどの報酬をゲットすることになります。いわばメインとなるモード。
ここで最初にコンパクトカーメインの「サンデーカップ」で入賞することで手に入るフィット、アクア、デミオをゲットしてミッションをクリアーすれば先述のライセンスセンターが開放され、ライセンス試験を受けることができます。
アーケードモードで手軽にやりたいプレイヤーはさっさと開放するのがいいかもしれませんが、状況によっては苦戦もあるかもしれませんので、気は抜けません。
ちなみに、初代はライセンスを取らないとレースに参加することができません。よって、難しい国際ライセンス(コース1周、現在のスーパーライセンス)も取らないといけないので、苦労します。それ考えたら結構緩くなってる気がしますが、どうなんでしょ?
毎日走ってチケットをもらう、クレジットをもらうために課金、ソシャゲーの側面もある。
今回のグランツーリスモは「デイリーワークアウト」という1日の走行距離をカウントする機能があります。これは1日のプレイでどれだけ走ったかによって報酬がもらえるもの。
毎日42.195km(42km)走るとその都度報酬がもらえます。その報酬は「ルーレットチケット」というチケット。これは早い話が「ガチャ」です。
これを使用することによって「クレジット(報酬額3種類)」「パーツ」「車」などが手に入ります。大当たりは当然車。わたしはスープラGRをゲットしました。w
また、クレジットもライセンスやレースなどに参戦してももらえますが、ショートカットという形で課金して増やすことも可能です。
このように、課金要素があることやログイン要素があるので、ソシャゲーのような要素も含まれていると感じています。もちろんソシャゲーが悪いとは思ってませんのでご了承を。
ネット接続大前提。(SPORTSよりかはマシ)
ただ、今回の7はネット接続が大前提です。これは過去にもSPORTSでも行っていたことです。
とはいえ、SPORTSはほとんどのモードがプレイできなくなりますが、7はアーケードモードをプレイすることができるため、それだけならまだましと思えるかもしれません。いずれにしてもグランツーリスモモードはネット接続が大前提なので、ネット環境は必須です。
ショートカットができない。
上部の情報欄にアイコンを置くことはできますが、丸ボタンを押しても該当モードに移ることはできません。いちいち全体マップに戻してから該当モード(ガレージ、レース会場、ライセンスセンター、ディーラーなど)に行かなければなりません。
本来ならそこにアイコンを置いて丸ボタンを押すだけで移動すればいいんですが、非常にめんどくさいです。特に(レース条件に合わず)乗り換えをする場合はめんどくささは倍増です。
この辺りはソニーさん、アップデートでお願いします・・・
ビートルズもエルヴィスもスクショ撮り放題。w
グランツーリスモ7のオープニングの前半部分は過去の映像を流しています。その中にはエルヴィス・プレスリーやTHE BEATLESといった著名なミュージシャンからチャップリンといったコメディアンも映っています。
しかも、スクショ撮り放題。w
スーパーロボット大戦が基本的にスクショNGだから、この辺りは評価してもいいところ。
ディーラー(ミュージアム)に行けば一部メーカーの歴史も見れます。トヨタだと豊田家(佐吉さん、喜一郎さん、章男さん)もバッチリ。(ホンダは非対応)世界の歴史も確認できるので、その中にはスティーブ・ジョブズさんやビル・ゲイツさんも載っています。もちろんスクショOK。w
ハンドルもいいけど、ネジコン復活熱望。
グランツーリスモは3以降ロジクールなどから出しているステアリングコントローラーでプレイすることができます。これによって本格的なドライビングプレイが自宅で楽しめるということもあり、プレイヤーは揃えることがあります。
しかし、そのコントローラーも安いものでも3万円程度するという高級品。すごいのは11万円もするコントローラーがあることです。とてもじゃないけど手が出せない。
だから、過去バンダイナムコ(旧ナムコ)から発売したネジコンを令和の今甦らせたら嬉しいですね。あのコントローラーはアナログボタンでハンドルはコントローラーを捻って操作するから「ネジコン」なのです。ステアリングコントローラーと違い携帯性に非常に優れています。
ただ、対応していたのが2までなので、3以降わたしのプレイは純正コントローラーになります。携帯性にも優れているので、ソニーさん、バンナムさんお願いします・・・
発売前に気になったこと。
わたしは過去、こんなことをトゥイートしています。
グランツーリスモ7で気になるところで、5つあげました。発売後の結果は以下の通り。
- ヤリス、ヤリスクロス収録:現時点で未収録。ヤリスは先述の同梱版があるので可能性は高い。
- 桑島法子さん(と高橋李依さん)の起用:確認とれず。
- 魔法騎士レイアース(読売テレビ)に登場した名前:GTO、NSX、ザガート、レクサスは確認。
- GRヤリスのグレードやミッション:グレードはRZハイパフォーマンス、ミッションは未確認。
- Moo Over The Castleの収録:収録。前半はポール・モーリアさんの蒼いノクターン
近年、魔法騎士レイアース再燃(ロボット大戦登板に伴う)もあってか、グランツーリスモでもレイアースに登場した名前の車種が収録されていないかどうか気になっています。w
GTOは国内B級ライセンスオールゴールドで手に入りますし、NSXやレクサス車(RSやったかな?)もライセンスで乗る車として確認済み。前者はわたしもゲットしています。
また、トヨタのレクサス(光のロボットの名前)もさることながら、ザガート(神官、魔法騎士の敵)も1台収録されていることを確認。捕獲したいね。w
ヤリス、ヤリスクロスについては収録はあるかな?と思ったんですが、現時点では未収録。これは現行版フィット、アクア、ノート、MAZDA2も同様です。スイフトはスイフトスポーツが収録されています。
今後のアップデートでヤリスが入らない可能性はあり得ないと思います。特にヤリスは先述の同梱版があるため、可能性は非常に高いでしょう。逆にヤリスクロスはSUVなのか、可能性はヤリスより低いかもしれません。ハリアーですら入ってないし。
桑島法子さんと高橋李依さんは過去にグランツーリスモのガイドナレーターを担当。特にライセンス試験や車の解説を行っていました。
今回のライセンスはキャラクターによる解説(字幕)のため、音声解説はありません。どこかであるかもしれませんが、現時点ではわかりません。
そして、グランツーリスモといえばオープニングの「Moon Over The Castle」。
現在でもグランツーリスモの音楽で最初にあげるとしたらこれになります。
グランツーリスモのオープニングとして知られる楽曲で、作曲は元T-SQUAREの安藤正容さん。初代の音楽も担当されています。
この楽曲は「ANDY’S」というアルバムで収録されてますが、T-SQUARE名義で披露するときは「Knight’s Song」という楽曲になります。
ナンバリングタイトルでは毎回アレンジを施しながらも収録されるのですが、5の2.00および6は収録されていません。だから今回の収録はファンにとってもうれしい悲鳴です。
なお、海外版やSPORTSなどの派生版では別の楽曲になっています。今回は未確認。
売れてる。
実際、ゲームショップ(と言っても家電量販店だが)に行ったけど、ある店舗はどちらもなく、ある店舗はPS5版のみ在庫があって、PS4版は在庫なしでした。
当然だけど、25周年限定版はありません。
こうやってみると、グランツーリスモって売れてるよねって思いますね。
購入すべきか?
今回のグランツーリスモですが、買うべきかというと、レースゲームに慣れてない場合は覚悟が必要。マリオカートやリッジレーサーなどを買ったプレイヤーも同様です。
理由は先述の通り、車の挙動は車によって大幅に異なることがあるため。それに慣れない限りライセンス試験で苦戦する可能性はあります。
慣れてるプレイヤーやグランツーリスモファンは当然購入すべきですかね。
ただ、ゲームの特性上流行りのSUVや軽自動車は難しいかもしれませんね。ヤリスに例えてもヤリスクロスはそれを考えると難しいと思う。
好きな車や音楽、車を楽しみたいのであれば、買いですね。ただ、プレイステーションそのものがなかなか手に入りづらいのが欠点ですがね。
まとめ。
まとめです。
ファーストインプレッションとしては「ソシャゲー感が出たなぁ」「上下プラットフォームは良い」「PS5でもグラフィックは進化してるけど、PS4でも問題なし」「PS4の読み込みはゴミ」など。
ライセンステストなどはラインどりでできるので、初代と比較してやりやすくなっています。車もプレゼントが多いので、最初の段階ではヌルゲー感は強いかも。細かいところはちょっと勉強する必要はありますが。
ただ、PS4版はPS5と比較して読み込みが遅い傾向にあるので、注意が必要です。
やはり9年ぶりのナンバリングタイトルですので、グラフィックなどで興味をお持ちのかたは試してみるのはいいかもしれません。