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4月に突如発表されたコナミの音楽ゲームjubeatの家庭版の大型アップデート。
詳細は先日お話ししましたが、今回は導入するのは大きいタブレットの方がいいのか、小さいタブレットの方がいいのかというのを解説していきたいと思います。
結論から言えば、大きければ大きいほどゲームセンターに近づけますが、完全にゲームセンターと同じようにすることはできません。手軽に使うのであれば小さいタブレットでもいいと思います。
Contents
1:業務用jubeatのパネルの大きさ。
ゲームセンターで稼働しているjubeatのパネルの大きさは以下の通りです。
- パネル:65×65
- 間隔:10~15
- 全体の大きさ:310×310~335×335(単位はすべてmm)
参考サイト:【jubeat】パネル自作したwwwwww
去年の2月に開催されたジャパンアミューズメントエキスポ2020にて展示されたjubeat(リブート)ではパネルの大きさが1.2倍の80mmの正方形になったそうです。そのため、今までやってた攻略法が出来なくなるとか言われて賛否両論です。
2:iPad、iPad Air、iPad Pro(9.7~11インチ)
ここからが本題です。実際タブレット、特にiPadではどうなるか見ていこうと思います。
iPadで見ていくうえで最初にたどり着くのはここだと思います。
現在のiPad(第8世代)は10.2インチ、iPad Air(第4世代)は10.9インチ、そしてiPad Pro(第3世代)が11インチです。標準的なiPadのサイズになります。
元々、iPadは9.7インチで発売されたもので、今の10.2インチになったのは2年前の第7世代からです。現在は少し大きくなったサイズが主流になっていますが、問題なく使えるそうです。(後述)
肝心の長さですが、所有しているのがiPad(第6世代)のため、9.7インチサイズの幅を計測します。
- パネル:34.5×34.5
- 間隔:2.0
- 全体の大きさ:148×148(単位はすべてmm、大きさは1と同条件、計算は(パネル+間隔)x4+間隔)
10.2インチの第8世代iPadやiPad Air(第3世代、第4世代)、iPad Pro(11インチ)は少々大きい大きさになるはずです。このあたりはわたしも所持していないので、具体的な数値は出すことができませんが、少し大きいサイズになると思います。
ただ、11インチのiPad Proに関しては近日入手予定なので、分かりましたら追記します。
3:iPad Pro(12.9インチ)
一番大きいiPadではどうなるか? iPad Pro(第1世代)の12.9インチで検証してみます。
長さは以下の通りです。
- パネル:46×46
- 間隔:3.0
- 全体の大きさ:199×199(単位はすべてmm、大きさは1と同条件、計算は(パネル+間隔)x4+間隔)
業務用の65mmと比較して、19mmの違いがありますが、さらに近づくことが出来ました。
ただし、これが適用されるのは第2世代までで、第3世代以降のiPad ProやiPad Air(第4世代)ではこのような長さになることができないといわれています。理由はiPadのディスプレイにあります。
iPad ProやiPad Airに使われているディスプレイは「Liquid Ratina Display」と呼ばれる液晶ディスプレイです。今までのiPadと大きく異なるのは縁の端が丸いということです。
さらに11インチのiPad Proは横幅が長くなっているため、アスペクト比が4.29:3といういびつな比率になっています。(10.9インチも同様、他は4:3。)
以下のTwitterでiPad ProやiPad Airでのプレイ写真を上げています。
黒縁が余分にできたり、時刻が表示されたりしているそうです。動いているとはいえ、現行版への最適化はやってないのかもしれないですね。このあたりはリニューアルを機に最適化されると思われます。
12.9インチの場合は実証していないけど、同じサイズになって端っこが切れるか、同じように黒縁ができてしまうか、といった感じでしょうか?
4:iPad mini(7.9インチ)
携帯性に優れたiPad miniですが、所持していないので9.7インチの寸法から算出しています。
参考サイト:https://smcomemory.com/ipad-11763
iPad(9.7インチ)のサイズは197.1×147.8(mm)です。一方でiPad miniのサイズは160.5×120.4(mm)となっています。画面比率は4:3であるため、そのまま縮小できます。
その結果、miniのサイズは9.7インチのサイズから81.4%にサイズダウンしていることが分かります。そのことから、計算したサイズは以下の通りです。
- パネル:28.1×28.1
- 間隔:1.6
- 全体の大きさ:120.4×120.4(単位はすべてmm、大きさは1と同条件、計算は(パネル+間隔)x4+間隔)
9.7インチと比較して、さらにミニサイズになります。
5:スマートフォン。
スマートフォンはどうか? というと、こちらはさらに厄介です。
近年のスマホは大型化しているうえに、21:9といった超ワイドサイズのスマホ(XPERIA)が販売されています。そのため、各メーカーによって大きさは大幅に異なるため、検証が難しいところです。
今はダウンロードしても起動ができない(初回時のみネット接続が必要)ので、iPad版の画像を基にiPhone12 Pro Maxでのサイズを計測してみました。実際は異なるかもしれませんが、ほぼ同じと思っていただけたらいいと思います。
- パネル:16.5×16.5
- 間隔:1.0
- 全体の大きさ:71×71(単位はすべてmm、大きさは1と同条件、計算は(パネル+間隔)x4+間隔)
6.7インチのiPhone12 Pro Maxは画面比率が4:3じゃないため、大幅なサイズダウンになります。iPhone12 Pro Maxではある程度許容できるかもしれませんが、画面の横サイズがこれ以上に短いとプレイしづらい問題があります。
今のXPERIA(プレイ不可)になると、iPhone12 Pro Maxよりも横幅は短いので、さらにサイズは小さくなります。
それ以前にマルチタッチの数も問題にしなければなりません。iPhoneの場合は5か所まで対応可能なので、6個以上の同時押しになると許容できなくなります。そのため、オプションで同時押しになるように設定されるモードが用意されているのです。
同じコナミが配信しているREFLEC BEAT plusも6個同時押しの楽曲が存在し、iPhoneの仕様の弊害で配信されずに放置されている楽曲があります。(SCHWARZSCHILD FIELDやCattleyaなど、AXISは配信された)同時押しについてはjubeatと同じ設定で対処されています。
iPhoneでもここまで対処しなければならないので、Androidになるとタブレットも含めてタッチ数がどうなっているのかわかりません。
6:まとめ。
まとめたのが以下の表になります。
パネル(mm) | 間隔(mm) | 全体の大きさ(mm) | |
業務用(現行版) | 65.0 | 10.0~15.0 | 310.0~335.0 |
業務用(リブート) | 80.0 | 12.0? | 372.0? |
iPad(9.7インチ) | 34.5 | 2.0 | 148.0 |
iPad Pro(12.9インチ) | 46.0 | 3.0 | 199.0 |
iPad mini(7.9インチ) | 28.1 | 1.6 | 120.4 |
iPhone12 Pro Max(6.7インチ) | 16.5 | 1.0 | 71.0 |
- ゲームセンター間隔:iPad Pro(12.9インチ)
- スタンダード:iPad、iPad Air、iPad Pro(11インチ)
- 携帯性に富む:iPad miniやiPhone12 Pro Maxのような横幅の長いスマホ。
ゲームセンター間隔でプレイするのであれば、12.9インチのiPad Proが一番最適解です。
しかし、12.9インチは携帯性に欠けるため携帯するのであればやはり第8世代iPadのあたりになる10~11インチが現実的です。とはいえ、7.9インチのiPad miniでも問題なくいけそう。スマホは画面の横サイズに依存するので、iPhone12 Pro Maxはまだマシな方という結果になりました。iPhone5sやiPhone12 mini、XPERIA1(II含む)になったらさらに小さいため、プレイしづらくなるのでお勧めはしません。
以上のことから、自分に合ったタブレットやスマホを選定していただけたらと思います。
今回はリニューアルするjubeatを前に、どのサイズのタブレットやスマホがいいか、検証してみました。参考になれば幸いです。
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