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昨年末にコナミのBEMANIシリーズの連動イベントを終了しました。
今回のイベントは8機種(ギタドラは2つで1機種)による連動イベントですが、非常にめんどくさい環境になっているため賛否両論でした。
昨年12月22日にポイントが3倍になる緩和を実施し、楽曲解禁がしやすくなりました。今回は久々のイベント参加で感じたことをお話しします。
引用元:コナミアミューズメント
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今回のイベントの概要。
今回のイベント「いちかのごちゃ混ぜMixUP」というイベントで、機種間の専用楽曲を他の機種に移植させるのと同時にそれらの楽曲をミックス(マッシュアップ)した楽曲が手に入ります。
3段階あり、最初で隣ある機種の移植。二番目は双方で移植した該当楽曲のミックス。最終はリフレクビートの2楽曲のミックスになります。
beatmaniaの場合、隣にある機種はサウンドボルテックスとポップンミュージックで、ビートマニアにはサウンドボルテックスとポップンミュージックの楽曲が移植される上にマッシュアップされた楽曲も移植されます。
移植される楽曲やミックスされる楽曲は以下の通り。
引用元:bemaniwiki



ポイントは投じた金額(電子マネーのプレイ含む)に対して割合で計算される仕組みです。メイン機種なら100%もらえますが、遠ければ遠いほどそのポイントは少なくなります。
めんどくさいと思った理由。
×:他の機種をやらなければならない。

このイベントでめんどくさいと思ったのはズバリ「他の機種もやらなければならない」から。
こういったイベントは過去にコナミを筆頭にセガでもやっていましたが、音楽ゲーム機種の多いコナミは圧倒的にその規模が大きい。
そして早急に解放したいのであればどう考えても他のゲームをやらなければなりません。

例えばビートマニアの場合、ビートマニアでプレイしたポイントは100%になりますが、隣のサウンドボルテックス、ポップンミュージックは第1段階と第3段階で75%で、第2段階は50%と半分。
一番遠いダンスラッシュの場合第1段階と第3段階で8%、第2段階ではなんとたった1%しか獲得できない仕様となっていました。
純粋にビートマニアだけで全部終わろうといようものなら全て100円でプレイしたとしても2101回のプレイ。要するに210,100円かかるという計算です。

当然だけどM2チップのMacBook Air(164,800円)よりも高い金額。
×:期間が短すぎる。

おまけに期間は11月1日から1月11日までとイベントとしては非常に短めなので、現実的じゃない。緩和がなかったら本当に諦めていました。
以前までなら半年とかかかっていましたけどね。その代わりに緩和は相当後でしたが・・・
期間が過ぎてもすぐに救済を出していたのである程度は問題なかったのですが、今は期間を過ぎたらしばらく解放できないのでねぇ。
◎:楽天ポイントアップ方式で獲得率を上げる。

ただ、コナミもそうじゃダメやということで該当じゃない機種でのポイントアップを狙うことができます。詳細は以下の表。

これらは確率にプラスされるいわゆる「楽天方式」を採用しています。現実的にコナステ以外の7機種プレイすると220%(現在は660%)となり、合計で320%(現在は940%)となります。

本来ならコナステも入れたらさらに300%プラスされるのですが、全てサブスク課金方式で1千円単位の月額払いになるので、今やってるプレイヤー以外はやりたい場合を除きお勧めできません。
これらを全てやった場合は1万円オーバーになるので、上記クイズマジックアカデミーや麻雀格闘倶楽部などの業務用ゲーム7機種を全部やって2,200円ほどにするのが良い。
ただ、これらも設置してるゲーセンに格差があります。特にダンスアラウンドはラウンドワンでしか設置されていないというデメリットもある。武装神姫もイベント中にアップデートされています。
×:地域格差がマジでひどい。

近年はパンデミック以前からゲームセンターの閉店ラッシュや該当ゲームの老朽化や不人気による撤去が相次いでいます。
アミューズメント大手でもセガがGENDAに事業を譲渡したり、ラウンドワンの方針転換でクレーンゲームに趣を置いた結果、ビデオゲームの撤去が相次いでいます。
現実、ラウンドワン高松店さんでもjubeatやノスタルジアは撤去されています。
そうなってくると、地方になればなるほどイベントの解禁に非常に不利な状況を生んでしまうのです。
ラウンドワンがないところは非常に不利。

先述の通り、ラウンドワンがないエリアは非常に不利になります。理由は10クレで100%プラスされるダンスアラウンドがないため。
このダンスアラウンドはラウンドワン専用のゲームになっているので、ラウンドワンがない場合はそこまで遠征するしかない。それでも移動費を考えたら費用対効果はビミョーになることはあります。
とはいえ、ラウンドワン全店舗で該当8機種がプレイできるわけではないので、一長一短であるのは確実ですけどね。jubeatなんか松山店と高松店は撤去されてるし。
DANCERUSHのない山陰地方。

該当機種のうち、ダンスラッシュは山陰地方に設置されていません。それはラウンドワンにもありません。
特に苦労するのはビートマニアのプレイヤーで、物理的に遠征しない限り緩和できないし、旅費で考えたら大して変わんないか下手すりゃ遠征して解禁した方が安くなる。
それを考えたら今のご時世にこういったイベントは厳しいんですよね。
jubeatの設置店舗大激減。

ゲームセンターの閉店や撤去により以前より設置してるゲームは少なくなっています。
jubeatでもfestoの4年間で老朽化や人気低迷減少傾向だし、ノスタルジアも以前より人気は低下しています。
現実愛媛県では松山市の3店舗、香川県でも高松市、綾川町、善通寺市の各1店舗でしかプレイできない状態です。(ちなみに山陰は鳥取が4店舗、島根が1店舗のみ。)
ギタドラも似たような傾向になっているため、人気の格差が設置台数、イベントの効率化に影響を及ぼしています。
パンデミックで近年は控えめだった。
2020年からのパンデミックの影響もあってか、近年の合同イベントはネットで完結できるものがほとんどでした。
現在では2020年と比べてある程度マシになったのか、以前のような形態にしたんだと思います。
そりゃね、メーカーやゲームセンターの社員のご飯を食べさせるためには色々やって儲けなければなりませんからね。ただね、以前と比べて状況がパンデミック以外で変わっているのも現実です。
慈善事業じゃないし、知恵を絞ってるのは理解できる。

コナミだって営利企業、収益を得なければなりません。
10年前までだったら今と比べて設置店舗も多かったからこういったイベントもメリットはあったのですが、現在の閉店ラッシュによる店舗数の激減ではなかなか難しいところでしょう。
今回はあえて今までの連動イベントのやり方をやっていますが、非常にゲンナリしています。わたしはビートマニアのみをやっていますが、緩和されるまでノータッチでしたね。それまでに第2段階の楽曲は解放できてたけど。(緩和がなかったらやらなかったぐらい)
今後、同じようなイベントをするかどうかは不明ですが、ゲームセンターの減少を考えたら難しいし、ゲームセンター側の収益も考えなければならないのでコナミさんは非常にジレンマを感じてるんじゃないでしょうか?(わたしの予想ですが。)
やっぱり長めで軽めのイベントでいい気がします。
とはいえ、他のゲームをやるきっかけになる。
一つに絞ってる方でもこのようなイベントを機に他のゲームを(実質)触らなければならないので、やってみると面白いと感じてそのゲームもやってしまうという状況も作ってしまうわけです。
実際そういったプレイヤーは少なくありません。
わたしも少なくとも2014年からセガ、コナミ、バンダイナムコ、タイトーとAOUが実施した天下一音ゲ祭でmaimaiや太鼓の達人をやってましたからね、一時期。
そういった側面もあります。こんかい苦言を呈してるのはやはり上記の状況があるからにほかならないんですよ。
まとめ。

まとめです。
今回はBEMANIシリーズの合同イベントが終わったのでその感想を述べてみました。
やはり10年前と比べてゲームセンターの数や該当ゲームの数は減っており、さらにいえばパンデミックの影響も重なってしまい「今これやるべきか?」という気持ちはあります。
ただ、コナミも営利企業ですから儲けなければなりません。それにゲームセンターも儲けなければ今以上にできなくなることはあり得ます。
今回は重たい、設置エリアの格差、期間が短い、パンデミックと非常に苦しい状況での開催となりましたが、個人的に期間は半年にして欲しかったと思ってます。ただ、そうすると緩和はすぐに行かないという欠点もありますけどね。
やはり設置エリアの格差は否定できないので、今後コナミがどうアプローチするかはわかりませんが、緩めのイベントにしてほしいと願っております。やはり今のご時世では合わないよ。
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