いつもご覧いただき、ありがとうございます。
本日は最適化、DIYのお話です。
自宅の台所は一般的な片切りスイッチ(タンブラスイッチ)を使っています、そこでスイッチボットを使うと片方でしか使えず、いちいち移動しなければならないので、音声操作に不備が出ます。
そこでスイッチを変えることにしました。本日はそんなお話です。
ただし、今回のやり方は簡単ですが「大家さんorオーナーさんの許可」及び「電気工事士の免状」が必要です。特に電気工事士の免状を所有してない場合は今回の作業を絶対に行わないでください。(業者に依頼するか自分で第二種電気工事士の免許を取ってください)
あと、免状所有者は今回の作業について実施する際は自己責任でお願いします。

なお、わたしは第一種及び第二種電気工事士の免状を所有しています。第一種は実績3年が必要なので、簡単にとれません。
Contents
音声操作で照明を入り切りしたい。
高松に住んでたときにもスマートホームを実施してましたが、今回も継続です。

その際Switch Botを使っていましたが、高松の時は部屋の部分照明でした。

今の自宅では玄関(兼台所)の照明として使いたいのですが、如何せん昔ながらのスイッチ(タンブラスイッチ)なので完全自動というわけにはいきません。
そこでスイッチを交換することにしたのです。
ちなみにSwitch Bot以外にも音声操作に必要なのはEcho Showといった音声操作機器です。スマホのAlexaアプリとSwitch Botアプリで操作できるようにします。
必要なもの。
- ペンチ&カッター(もしくはホーザン製VVFストリッパー)
- プラスドライバー
- マイナスドライバー
- パナソニック・コスモシリーズワイド21(ダブル)など:700円前後。
- テスター
- 検電器(低圧用)
- 養生テープ
- 手袋(絶縁できるものが望ましい)
- 電気工事士の免状(第二種でOK)
ホーザンのVVFストリッパーとテスターと検電器は以下のリンク先でも購入可能。特にVVFストリッパーは電気工事士試験でも有利になるので購入するといいでしょう。
タンブラスイッチとの違い。

昔ながらのタンブラスイッチとの違いは「ボタン一つでオンオフできる」のが今回使用するコスモシリーズワイド21などで使われる片切りスイッチです。
タンブラスイッチはスイッチの切る方向でオンオフを切り替えます。これによってSwitch Botが使いづらいという欠点があります。

ちなみに、一般的なスイッチは片切スイッチです。両切りスイッチは接地線も接続しなければならないので、線が4本必要です。
作業風景。
作業は至って簡単。(しつこいようだけど、自分で行う際は電気工事士の免状が必要です)
今回はパナソニックのコスモシリーズワイド21のセットを使って交換を行います。単独の場合は「スイッチ」「フレーム」「カバー」が必要になります。

最初にプレートを取り外します。プレートの表面はマイナスドライバーやカードなどで隙間を挟んだ状態で取り外します。

配線チェック前にブレーカーを切るのを忘れずに。

その後プラスドライバーでネジを外す。

開けると配線が出てくるので、そこでスイッチを撤去します。その際配線がわからなくなるので目印をつけておきます。

スイッチの裏にはマイナスドライバーを刺すところがあるので、そこに刺した状態で電線(心線)を引っこ抜きます。

スイッチを外した状態がこちら。できればテスターか検電器で導電チェックした方がいいですね。

引っこ抜いたら新しいスイッチを取り付けますが、スイッチの裏に心線の長さを調整するゲージがあるので、それに合わせて心線の長さを調整します。
その後ワイヤーストリッパーで被覆を剥いて新鮮を出します。

あとは以前と同じ配線にして、心線をしっかりと奥に差し込むだけ。

今回はフレームが元からついていたので、フレームのネジを止めるだけで問題なし。
線を整えたらドライバーで枠を止める。

その上からスイッチのカバーを取り付ける。

さらにその上にフレームを取り付けたら完成。

スイッチボットを取り付けて完成。動作確認問題なし。(下は玄関)
タンブラスイッチだけでもSwitchBotを使って自動化は可能。
今回は今時のスイッチに変更することによってSwitch Botが使えるわけですが、電気工事に抵抗ある場合でも使用は可能です。
使い方はタンブラスイッチの両端にSwitch Botをつけるだけ。
ただ、それぞれに名前をつけないといけません。それぞれのSwitch Botの名前を「玄関ON」「玄関OFF」とし、呼びかける際は「アレクサ、玄関ONをONにして」「アレクサ、玄関OFFをOFFにして」などそれぞれで言わなければならないので非常にめんどくさい。
Switch Botそのものも1個4千円ほどするので安くありません。まぁ、めんどくさいかもしれませんが、スイッチを交換した方が断然楽です。(ただし、電気工事士の免状がない場合は外注依頼が必要)
【追記】結局スマート電球などに変える方が早い。(条件あり)

2022.11.24追記
結局ね、ルームライトならスマート電球など音声入力対応の電球やシーリングライトに変える方が絶対に早い。
今回はSwitch botの機器を活用するためにやっただけだが、電気工事士の免状と大家さんのOKが必要。
ところが、スマート電球を使えばアレクサやOK Googleなどでコントロールできるわけです。そりゃこんな面倒な工事はいらないわけです。
もちろん賃貸で可能。現状復帰する際は電球を元に戻すだけでOKですからね。価格も2千円程度と安いし。(通常のLED電球は一千円程度)
ただし、調光機能に注意してください。調光機能のある照明器具にない電球(逆も同じ)をつけると故障の恐れがあります。
同様に玄関や風呂場などの密閉された照明器具やダウンライトなどの埋め込み器具(密閉型器具)での使用でも密閉型対応のものを選ぶ必要があります。
それを考えたら一長一短ですね。スマート電球の大半は調光機能に対応してるので、非対応の照明器具で使うには対応照明器具に変える必要があります。
それでも面倒な工事は不要で、現状復帰も簡単なのでこっちの方が現実的だと思います。
まとめ。
まとめです。
本日はSwitch Botを使いたいのでスイッチを変えたお話です。
構造さえ知れば誰でも交換できます。それだけ簡単です。
ただし、賃貸の場合は大家さんやオーナーさんの許可が必要であること。
そして電気工事士の免状が必要です。これがなければ簡単でも交換作業をする事ができません。(スイッチのカバープレートは交換可能)
だからやるにしても免状がない場合は業者に頼むしか方法がありません。それだけ大変な作業である事がわかります。火事になりますからね。
ただ、これやるぐらいなら調光機能対応の照明器具とスマート電球(調光機能対応が殆ど)を使った方が断然早いと思いました。
再三言いますが、スイッチの交換には電気工事士の免状が必要です。
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