【自動車】新型アクアの仕様と価格発表でヤリス最大の危機?【Zとハイブリッドは買う価値がなくなる?】

(注意)今回のコラムは6月19日に新型アクアの仕様が発表された時点での情報をもとに比較執筆しています。今後トヨタ公式等で変更がある場合もありますので、現時点での情報としてご理解の程よろしくお願いします。

 いつもご覧いただき、ありがとうございます。

 先日19日にトヨタ自動車のコンパクトハイブリッドカー・アクアのフルモデルチェンジに伴い、価格と仕様がわかったそうです。(アイキャッチは前モデル、トヨタ公式から引用)

 これをみて「あーあ、ヤリスの高いモデルが売れなくなるかも」と思ったわけですよ。以前わたしは「ヤリスハイブリッドが売れなくなるだろう」という旨を書きました。それだけ仕様が豪華という反面ヤリスがどんだけ価格の割にしょぼいのか(高かろう悪かろう狭かろう安かろうの要因)というのを痛感したわけです。

アクアはヤリスよりも装備が充実してる。

 なぜアクアの仕様発表でヤリスを買う価値がなくなると感じたのか。それは装備がアクアの方が充実しているからです。あとでまとめリストを掲載しますが、簡単にいえば以下の通りです。

  • LEDライトが標準装備(フルLEDはオプション)
  • アルミホイールが上級グレードのみ標準装備
  • コンセントが標準装備
  • それでいて価格はヤリスより少し高い約10万円程度。(ヤリスでそろえるとアルミとコンセントだけで+12万円)

 これを考えたら、ヤリスの存在意義がなくなるんじゃねーの?と思ったわけです。特にハイブリッドモデルとZグレードはちょうどバッティングしてしまうわけですよ。

新型アクアの詳細とヤリスとの比較。

 アクアが7月19日に発売予定ですが、その仕様と価格を見てびっくりしています。こんだけあればヤリスハイブリッドが売れなくなりそうなのも必然だろうなと思ったわけです。(ヤリスクロスとGRヤリスはアドバンテージがある)

 どうゆうものなのか、まとめてみました。なお、ヤリスシリーズは全てトヨタ公式サイトより、アクアはワンダー速報さんより引用させていただいてます。(GRヤリスはハイブリッドじゃないので参考程度に。)

 アクア(2021)ヤリスハイブリッドヤリスクロス
ハイブリッド
GRヤリス
全長4,050mm3,940mm4,180mm3,995mm
全幅1,695mm1,695mm1,765mm1,805mm
全高
(2WD)
1,485mm1,500mm1,590mm1,455mm
室内1,845/1,430/1,190
mm
1,845/1,430/1,205
mm
1,880/1,430/1.175
mm
タンク容量36L36L36L50L
車両重量
(2WD)
X:1,050kg
G:1,060kg
Z:1,090kg
X:1,160kg
G:1,170kg
Z:1,190kg
RS:1,130kg
RZ(HP):1,280kg
車両総重量
(2WD)
(RZ(HP)は4WD)
X:1,325kg
G:1,335kg
Z:1,365kg
X:1,435kg
G:1,445kg
Z:1,465kg
RS:1,350kg
RZ(HP):1,500kg
ホイール
ベース
2,600mm2,550mm2,560mm2,560mm
最小回転半径5.1m5.1m5.3mRS:5.2m
RZ(HP):5.3m
エンジン3気筒3気筒3気筒3気筒
バッテリーLiイオン or
バイポーラNi水素
LiイオンLiイオンなし
EV走行40km/h30km/h30km/hなし
燃費(FF)
WLTCモード
B:35.8km/L
量販:34.6km/L
X:36.0km/L
G:35.8km/L
Z:35.4km/L
X:30.8km/L
G:30.2km/L
Z:27.8km/L
RS:18.2km/L
RZ(HP):13.6km/L
車両本体価格
(FF)
(消費税込)
B:1,980,000円
X:2,090,000円
G:2,230,000円
Z:2,400,000円
X:1,998,000円
G:2,130,000円
Z:2,324,000円
X:2,284,000円
G:2,394,000円
Z:2,584,000円
RS:2,650,000円
RZ:3,960,000円
RZHP:4,560,000円
ブレーキ足踏みブレーキサイドブレーキ電動パーキングRS:電動パーキング
RZ:サイドブレーキ
アルミホイールZのみ標準装備
他は全てオプション?
Z,GオプションZのみ標準装備
Gはオプション
Xは不可
標準装備
LEDライトB以外標準装備
(OPでフルLED)
(ZのみフルLED)
ZのみフルLED標準装備
(GはOPで変更可)
ZのみフルLED標準装備
(GはOPで変更可)
フルLED標準装備
シートXは一体型、
G,Zはセパレート
X,Gは一体型
Zはセパレート
(OPで変更可)
X,Gは一体型
Zはセパレート
(OPで変更可)
RZHPのみ合皮
他は
シートの質ファブリック
(Zは合皮変更可)
ファブリック
(Zは合皮変更可)
ファブリック
(Zは合皮標準)
(Gは合皮変更可)
RZHPのみ合皮
他はファブリック
シート機能Zのみイージーリターン
GはOP?
Zのみイージーリターン
GはOP
ターンチルトはG,XのみOP
Zのみパワーシート
GはイージーリターンOP
ターンチルトはG,XのみOP
なし
コンセント標準装備+44,000円+44,000円なし
インテリジェント
クリアランスソナー
G,Zは標準装備Zは標準装備
G,Xは+28,600円
標準装備RS:+251,900円
RZ(HP):249,700円
ブラインドスポット
モニター
G,Zは+46,200円Zは+71,500円
G,Xは+100,100円
+49,500円
(Xは不可)
上記に含まれる
パノラミックビュー
モニター
G,Zは+27,500円Z,Gは+33,000円
Xは+49,500円
Z,Gは+33,000円
Xは+49,500円
なし
アドバンスドパークG,Zは+70,400円Z,Gは+77,000円
Xは+93,500円
Z,Gは+77,000円
Xは+93,500円
なし
ナノイーXG,Zのみ標準装備Zのみ標準装備
(GはOP)
なしなし
フォグランプZのみ標準装備ディーラー
オプション
ディーラー
オプション
標準装備
ディスプレイ
オーディオ
Zは10.5インチ
Gは8インチ(OP変更可)
Xは7インチ
Xのみ7インチ
他は8インチ
Xのみ7インチ
他は8インチ
8インチ
本革
ステアリング
ホイール
G,Zのみ標準装備Zのみ標準Zのみ標準標準装備
スピーカーZは6ch
Gは4ch
Xは2ch
Z,Gは6ch
Xは2ch
Z,Gは6ch
Xは2ch
RZHPのみ8ch (JBL)
RZは2chだがOPで8ch
RSは2ch
ヘッドアップ
ディスプレイ
Zのみ+44,000円Zのみ+44,000円Zのみ+44,000円なし
ブレーキ前:ディスク
後:ドラム
ディスクブレーキディスクブレーキ
現行リセール?(ヤリスと互角?)7〜8割9割9割

 間違いがあればご指摘していただけたら幸いです。

引用元

https://wansoku.com/blog-entry-3170.html

https://toyota.jp/yaris/

https://toyota.jp/yariscross/

https://toyota.jp/gryaris/

 

 特にブラインドスポットモニターはヤリスの場合7〜10万円かかるのに、ヤリスクロスとアクアは4万円台と安くなっているのが大きいですね。他はあまり変わりません。

 しかし、こうやってまとめてみるとヤリスを買う価値がないなという状況とは言えないような気がします。

アクアで見えない部分もある。

 アクアで見えない部分があります。それは以下の項目。

室内は狭いかも・・・

 アクアは前モデルと比較して広くなったと言われています。しかし、それはあくまで全長が以前と変更なしでヤリスと比較しても長くなっているからです。ホイールベースが長くなっているのもそのため。

 問題なのは全高。実はアクアはヤリスと比較しても15mm低くなっているそうです。ヤリスといえばクソ狭いことでも知られていますが、その要因は室内の高さが低いため。ヤリスクロスは少し高くなっているし、GRヤリスはさらに低くなっています。

 そう考えたら膝周りは広くなるかもしれませんが、高さに関しては低くなるという可能性は十分あり、下手したらヤリスより狭く感じるかもしれません。

 あまり綺麗じゃなくて申し訳ないのですが、ヤリスは天井の一部が低くなってるところがあります。空気抵抗を抑えるための措置ですが、これがアクアにないこともあります。結局それによってヤリスと高さは互角という場合もあります。

 もし、これでヤリス以上の高さを出すには車体を下げなければなりません。いわゆるシャコタン。

 具体的な外装、内装はまだ公開されていませんが、この全長に対して居住性がヤリスと同等の可能性は十分にあります。(要するにラゲッジスペースが広くなるってこと。)

重量。

 噂段階ではWLTCで37.0km/Lとヤリスを超えるとかなんとか言われていましたが、結果としてヤリスの燃費を超えることはできませんでした。

 当然ですよね。

 ヤリスは軽量化と空気抵抗の恩恵を受けているからあれだけの化け物燃費になったと言います。それでもアクアは頑張っている方ですが、流石に37キロは盛りすぎ

 実際の重量はこの段階では不明ですが、このような仕様を考えるにヤリスより少し重たくなると思います。

 もし、本当に37キロを実現するんだったら、(現状できるかどうかは別として)アルミやカーボンなどの軽い素材を使ってやるしかないんじゃないの? そうなってもコストはバカ上がりなので、こんな価格では絶対にできません。(NSXですら1000万かかってますからね)

シートの機能

 シートの材質はわかりました。しかし、そのシートの機能はヤリスと同じかも。

 ヤリスのZグレード(ヤリスとヤリスクロスのGはオプション)にはイージーリターンシートというものがあり、アナログとはいえシートの位置を記憶させることができる超便利な機能です。これによって一旦シートを動かしてもこの機能を使えば記憶させた位置に戻すことができます。

 ヤリスクロスのZグレードにもパワーシートがついており、この価格帯としてはまさかついているとは思わなかった機能になります。これも電動により動かすことができると便利な機能です。ただ、これの影響と思われるが、Zグレードの燃費は他のグレードと比べて落ちているんですよ。モーターは重たいからね。

 これを考えるに、アクアはヤリスと同じでイージーリターンシートを装備しており、Zは標準、Gはオプション(コンフォートでセット)となると思われますね。

ブレーキ

 ヤリスはコンパクトカー(現行版のフィット、ノート、スイフト除く)や軽自動車と同じように前側がディスクブレーキで後ろ側がドラムブレーキというものです。ドラムブレーキを採用している理由はコストダウン。これは以前のアクアも同様です。

 ヤリスクロスやGRヤリスはどちらもディスクブレーキを両側に採用しており、ヤリスクロスとGRヤリスのRSグレードはさらに電動パーキングとなっています。

 今度のアクアは足踏み式のブレーキとなる模様で、ブレーキの機構はあの価格設定で考えてもヤリスと変わらない可能性もあるかもしれません。

バイポーラニッケル水素電池。

 アクアは新たにバイポーラニッケル水素電池を採用するそうです。ただし、安価グレードはリチウムイオンとのこと。

 レクサスとかクラウンなどの高級車からやるのかと思われたが、まさかのアクアですからね。逆に言えばリチウムイオン電池を採用してるヤリスやヤリスクロス、ハリアーなどはたった1年で陳腐化される。

 バイポーラニッケル水素電池は次世代の電池で、処分やメンテナンスがリチウムイオンよりも容易でコンパクトにまとめられるというのが特徴。

 古河電工は今年にサンプル出荷をし、来年には製品出荷をすると発表しています。それ考えるにほんまかいな?と思ってしまうことはありますね。

デザイン。

トヨタ公式サイトより引用。

 ヤリスのデザインは欧州に合わせたデザインになっていると言います。そのヨーロッパで「欧州カーオブザイヤー2021」を受賞したことでも知られています。それだけ評価されています。

トヨタ公式サイトより引用。

 ヤリスクロスもSUVのため多少の無骨さはあるものの、落ち着いたデザインとなっています。

 アクアの外装内装のデザインがまだ見えてこないので、全く検討することができないのですが、ヤリスのようなテールランプになるか、他の車や前のアクアのようなテールランプになるのか見えてきません。

 ちなみにヤリスの内装はこんな感じ。ヤリスクロスも似たようなものです。

 この辺りは後々の情報になるんでしょうね。

ヤリスクロス、GRヤリスにも微妙な部分はある。

 まず、ヤリスクロス。

 こちらは維持費がヤリスと比較して高い(主にタイヤ代や重量税)と言います。他は小回りが効かないのと機械式駐車場に止められないということ。高さを高くした弊害が出てしまったのですよ。

 そして、内装やエンジンはヤリスと同じなのでしょぼいと指摘を受けます。それでいて燃費はヤリスを下回っているのです。(ただし、SUVとしてみるとめちゃくちゃいい。)

 次にGRヤリス。

 こちらは内装が他のヤリスと比較してゴージャスとなっている反面、ハイブリッドは装備されていないため、維持費はヤリスクロス以上に高い

 そして何よりトヨタセーフティセンスがメーカーオプションで売られていること。ヤリスのインテリジェントクリアランスソナーがZグレード以外オプションなのに対し、GRヤリスは約25万円課金しないと装備ができないのです。(ただし、その中にブラインドスポットモニターも含まれる)

 ヤリスがどんだけ言われているみたいだが、GRヤリスはセンサー面が全くなってないという事実に驚愕。まぁこれはピュアスポーツカーだからしゃあないところもあるんだろうけどね。

ヤリスシリーズはそれぞれに特徴があり、一概にダメとはいえない。

 このようにヤリスシリーズはそれぞれに特徴があるのです。

 ヤリスは欧州車のようなデザインで、狭いながらもハイブリッドの燃費がトップクラスを誇り、現在でも燃費ランキングで1位を誇るモンスターです。あと、安価グレードとミッションが選べるのも特徴です。(ヤリスクロスも同様)

 ヤリスクロスはヤリスの狭さをカバー(高さだけやけどね)したSUVとして発売され、現在ヤリスよりも売れていると言われています。リセールの高さはまさにモンスターです。

 GRヤリスは豊田章男社長が「モータースポーツ用の車両を市販する」というコンセプトで作られたため、安価なモンスタースポーツカーとなっています。

 だから、それぞれに特徴があるのがヤリスシリーズってことなのです。だから今の時点でヤリスを買う価値がないというわけでは一概に言えないのです。

が、アクアの仕様にヤリスを買う価値が今あるのか疑問に。(MTとZ以外のAT除く)

 とはいえども、ヤリスの価格に対して約10万円の差(Zに至っては8万円以下)でアルミホイールやフォグランプ(共にZのみ)がつく、質感が良くなるなどを考えるとコスパはめっちゃいいよね。だからヤリスハイブリッドとヤリスZ(AT)は買う価値がなくなると思われる(バッティングする)のはこうゆうことなんです。

 ただし、どこまで質感が良くなるかは不明です。ヤリスZとアクアXはほぼ同価格(ヤリスZは1,971,000円、アクアXは2,090,000円と約12万円の差)ですからね。ただ、ヤリスZがアクアXの質感以下になることは考えにくい気がしますがね。(アクアXは一体型シートなど制約があるため)

結局アクアはヤリスシリーズと違った差別化をするんじゃないの?

 結局ここまで書いたんだけど、やはり棲み分けはするんじゃないか?と思いますね。

  • ヤリスはデザイン、コンパクト性、燃費と運転手ファーストを重視。
  • ヤリスクロスはヤリスの狭さを少し改善、電動パーキングなど最新機能を備える。
  • GRヤリスはヤリス以上に運転にウェイトを置いている。
  • アクアは居住性や内装を豪華にしている。いわゆるQOL向上。

となっているんじゃないでしょうか?

 あと、維持費も「ヤリス>アクア>ヤリスクロス>GRヤリス」みたいな感じになるような感じですかね。アクアはヤリスとほぼ互角の性能ですが、燃費が下回っているからヤリスの方を上にしています。

 そういう意味を込めたらやはり棲み分けするんじゃないでしょうか?

 トヨタもアクアの登場でたった1年半でヤリスの価値が下がるように設定するようにしないでしょうし。

 不明な部分はまだありますが、アクアを楽しみにしているユーザーの皆様はちょっと参考にしていただければ幸いです。

 今回のコラムは参考資料をもとに比較して自分なりに考えてみました。今後の情報で変わる場合がありますので、参考程度ということでご理解願います。

 いずれにしても楽しみではあります。

 最後までご覧いただき、ありがとうございます。

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